
1.手書きの場合、丁寧な文字で書かれているかをチェック
多くの家庭がパソコンを所有している時代とはいえ、履歴書はまだまだ手書きが主流。ここでいう丁寧な文字とは、「字が下手だから良くない」という話ではなく、どれだけ丁寧に書かれているかということ。明らかに走り書きをしていたり、略称や略語を使用している場合は、仕事も雑にこなす可能性があります。また、誤字や誤用が多い人も要注意。履歴書を記載後に見直しをしていない証拠ですから、仕事でも最終チェックを怠る傾向にあるかもしれません。
2.必要な情報をわかりやすく書いているか
文章量が多いと情報量が多いと感じますが、必ずしも文章量が多い=良い履歴書・職務経歴書とは限りません。大切なのは必要な情報がいかにわかりやすく記載されているかということです。なかには、記載内容に一貫性がなく、雑多な印象があるものや、文章量を増やすためにと同じ情報が繰り返し書かれていたりすることもあります。読み手を意識した簡潔な文章が書ける求職者は、飲食店で働く上で重要となる、コミュニケーション能力にも期待できるでしょう。とはいえ、あまりにも簡潔で空白が多い場合は、入社意欲に疑問を持った方が良いかもしれません。8割程度記載されているかを一つの目安として見ていきましょう。
3.写真は採用活動を意識したものか
写真を見るときは、だらけた服装をしてないかなど、採用活動を意識して撮った写真かを確認します。髪の毛や服装を整えず、とりあえず撮りましたという感じがある写真は、自社に対する志望意欲や熱意が低いと考えて良いでしょう。また、お客さんと直接関わり、店の顔となるホールスタッフであれば、見た目の清潔感もひとつのポイント。髪の毛や服装を整え、面接に来るような姿で撮影されたものが理想的です。
4.志望動機は自社に向けられたものか
新卒・中途採用問わず、多くの求職者は一度に複数の企業へと応募を出します。それゆえ、なかにはどの企業でも通用するような志望動機が書かれている履歴書も。そういった履歴書を持参する人は、自社の採用に手間をかけていないということですから、あまり志望意欲が高いとは言い難いです。志望意欲が低い人は、採用後のミスマッチへ繋がる危険性があるので、面接など採用活動全体を通じて確認をしていきましょう。
5.職務経歴書の実績や評価に嘘がないか
求職者のなかには、なんとか採用してもらおうと職務経歴書の実績や評価を誇張して記載することがあります。有名店舗で働いていたからといって、必ずしも技術力が高いとは限りません。職務経歴書に記載された内容はあくまでも参考として、面接で事実かどうかの確認をしていきましょう。嘘や過大評価を見極めるには、「それはなぜですか?」など一歩踏み込んだ質問をするのが鉄則です。
6.短期間での転職が多い場合は要注意
最近は複数回転職している人も少なくありませんが、1年単位など短期間で転職を繰り返している人は、せっかく採用してもすぐに辞めてしまう可能性が高いです。面接で詳しく転職理由を尋ねるなど、直接話を聞いた上で判断をしていきましょう。
履歴書や職務経歴書は、求職者の全てが把握できるわけではありませんが、どのような人物なのかを見極めるポイントになります。飲食店の採用活動は、少ない回数で行われることが多いので、求職者から与えられる一挙一動が貴重な判断材料です。少ない機会で少しでも優秀な人材を確保するためにも、履歴書や職務経歴書を有効活用していきましょう。
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