試用期間を有効活用！　飲食店が内定者を見極める5つのポイント

2018-04-09 13:40:35.0 人材採用コラム求人・採用

接客スキルや調理スキルは？
遅刻やサボリなど、勤務態度は？
指示内容、仕事内容の理解度は？
ミスをしたときの対処の仕方は？
既存スタッフとの関係性は？

採用後に設けられることが多い「試用期間制度」。本採用を前提として、履歴書や面接だけでは分からないスキルや勤務態度などをチェックするために設けられる制度です。試用期間を上手く活用することで、優秀な人材を見分けるのはもちろん、本採用後に適材適所の配置へと繋げることもできます。

そこで今回は、雇用側が試用期間内にチェックしておきたいポイントをいくつかご紹介していきます。

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接客スキルや調理スキルは？

多くの飲食店では、履歴書に掲載された資格や経歴、面接の受け答えなどから求職者のスキルを推測し、採用するか否かを決定していくことでしょう。しかし、これらの情報は、あくまでも書面や会話上で判断できることです。

採用した人が、履歴書や面接で本来の実力を上手く表現できていない可能性がありますし、逆に本当はできていないことをできているように見せていることもあるかもしれません。接客スキルや調理スキルは、話を聞くよりも数日間働きぶりを見れば、一目瞭然。試用期間中にどの程度のスキルがあるのか見極め、本採用後に適材適所へ配置する手掛かりにしましょう。

遅刻やサボリなど、勤務態度は？

頻繁な遅刻や欠勤はもちろん、ダラダラとした態度で仕事をしている、気付くとサボっている、といったように勤務態度に問題があるかどうかもチェックしたいポイントです。真剣な態度で仕事に臨んでいない行動が見られた場合、本採用後もそういった行動が常習化する可能性が高いでしょう。

勤務態度が悪いスタッフがいると、そのスタッフ個人のパフォーマンスが下がるだけでなく、お店全体の士気を下げることにも繋がります。最終的にお客さまへの対応に影響がでてくることも否めませんから、注意を促しても改善が見られない場合は、本採用を見送ることを視野に入れ、検討した方がいいでしょう。

指示内容、仕事内容の理解度は？

基本的なことをひと通り丁寧に教えた上で、指示内容と異なることをはじめたり、仕事の優先順位付けがで上手くできない場合、理解度や業務遂行能力が低い可能性があります。

どの程度の能力を求めているのかということは、お店によって異なるだけでなく、同じ店舗でもアルバイトと正社員、ホールと調理でも違うでしょう。そのため、ここで一概にどの程度あればOKということはいえませんが、既存スタッフの入社時の状況をひとつの目安として考え、どれぐらいの能力があるのか見ていきましょう。

ミスをしたときの対処の仕方は？

入社したては仕事に慣れていないことに加え、緊張もあり、誰しも多少のミスはしてしまうものです。もちろん、ミスが起こらないに越したことはありませんが、重要なのはミスをしたあとの行動。どんな行動をとるかチェックすることで、人材を見極めることができます。

ミスをしてしまった場合、次に同じことを繰り返さないよう何らかの対策を打つのが一般的ですが、何の対策も打たずに同じミスを連発する人は、成長性が乏しいと言わざるを得ません。また、ミスをするたびに繰り返し教えたり、周りがカバーする必要が出てくるため、既存スタッフの負担が大きくなり、モチベーションが低下する可能性があります。

既存スタッフとの関係性は？

飲食店の運営には、スタッフ同士の連携が欠かせないのは言うまでもありません。しかし、新たに入ったスタッフに協調性がない場合、既存スタッフのやる気がそがれることがあります。

目上のスタッフに敬語や丁寧語は使っているか？相手の状況を顧みず話しかけたりはしていないか？など、お客さまだけでなく、既存スタッフとのコミュニケーションの取り方もチェックしていきましょう。

なお、本採用前の試用期間にスタッフを見極めることは大切ですが、安易な解雇はトラブルに発展する可能性があるので、慎重に検討していきましょう。また、本採用へ移行する場合、試用期間中に気づいた点を共有することで、スタッフの成長に繋げることができます。試用期間を有効的に活用し、優秀な人材を確保していきましょう。

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