外国人スタッフをイチから教育。大事なのは「人」
2016年、本格的に外国人スタッフ採用に乗り出したテンアライド株式会社。外国人を積極的に雇うだけでなく、あまり日本語が話せないスタッフにもイチから教育を行っています。今でこそ教育方針が確立している同社ですが、採用を始めた当初は戸惑いもあったと池上さんは言います。
「2年前は、外国人スタッフで店舗を回すというところまで考えられませんでした。外国人スタッフも教育すれば成長してくれるのか、日本語もきちんと話せるようになってくれるのかもわからなかったからです」。
しかし、実際に外国人スタッフたちとコミュニケーションを取っていくうちに、外国人と日本人の垣根がなくなり、今の方針でやっていこうと意識が変わったといいます。「結局は『人』が大事ですから」と池上さん。言語や文化を越え、同じ仲間として接することで外国人スタッフと連携をとっています。
先輩の指導に対して熱心にメモを取るスタッフ
「2年前は、外国人スタッフで店舗を回すというところまで考えられませんでした。外国人スタッフも教育すれば成長してくれるのか、日本語もきちんと話せるようになってくれるのかもわからなかったからです」。
しかし、実際に外国人スタッフたちとコミュニケーションを取っていくうちに、外国人と日本人の垣根がなくなり、今の方針でやっていこうと意識が変わったといいます。「結局は『人』が大事ですから」と池上さん。言語や文化を越え、同じ仲間として接することで外国人スタッフと連携をとっています。

日本語は上手くなるが、「モラル」や「愛嬌」は教育できない
外国人スタッフを「育てる」方向へシフトしていった同社。この意識の変化は、採用基準にも変化をもたらしました。当初は日本語が話せることを念頭に置いていたそうですが、教育できる基盤が整った現在では、身だしなみや話を聞こうとする姿勢など、一般的なモラルも重視していると塩川さんは言います。
「以前は日本語能力試験(※)の結果で採用を判断していましたが、話せる・話せないはあまり関係ないと考えるようになりました。日本語は3カ月もあれば話せるようになりますが、愛嬌はなかなか教育できません。だからこそ、日本語が上手で愛嬌がない方よりも、下手でも笑顔や愛嬌のある方のほうが良いですね。日本人を採用するときと同じように、一緒に働きたいと思える方を採用しています」。
また、日本で働いた経験がある人よりも、これまで日本でアルバイト経験がない真っ新な状態の方のほうが、素直に成長してくれることが多いという意見も。実際、テンアライドで採用している外国人の5~6割が、これまで日本でアルバイト経験のない外国人だといいます。
※日本語を勉強している外国籍の人を対象にした、日本語能力を測定する試験。N1~N5の5つのレベルがあり、N5が最も易しく、数字が若くなるほど難しくなります。
「以前は日本語能力試験(※)の結果で採用を判断していましたが、話せる・話せないはあまり関係ないと考えるようになりました。日本語は3カ月もあれば話せるようになりますが、愛嬌はなかなか教育できません。だからこそ、日本語が上手で愛嬌がない方よりも、下手でも笑顔や愛嬌のある方のほうが良いですね。日本人を採用するときと同じように、一緒に働きたいと思える方を採用しています」。
また、日本で働いた経験がある人よりも、これまで日本でアルバイト経験がない真っ新な状態の方のほうが、素直に成長してくれることが多いという意見も。実際、テンアライドで採用している外国人の5~6割が、これまで日本でアルバイト経験のない外国人だといいます。
※日本語を勉強している外国籍の人を対象にした、日本語能力を測定する試験。N1~N5の5つのレベルがあり、N5が最も易しく、数字が若くなるほど難しくなります。
一緒に働く日本人スタッフのケアも大切に
外国人スタッフを採用して教育する場合には、同じ環境で働く日本人スタッフへのケアも大切です。店舗を上手く回していくには店長だけでなく、日本人スタッフのフォローが欠かせないからです。どのようなケアを行うべきか、池上さんの考えを聞かせてもらいました。
「日本人スタッフが外国人スタッフとのやり取りで感じるストレスは、少なからずあります。管理者である店長が双方の話を聞いてあげて、コミュニケーションを取っていくしかないですね。外国人スタッフが悪いわけでも、日本人スタッフが悪いわけでもないですから。3人で話をしてもいいですし、1対1で個々に話を聞いてあげるのも良いと思います。店長が投げ出さず、最後まで付き合ってあげることが大切です」。
言語や文化の違いで誤解を生むこともあるため、お互いに歩み寄れる環境を作ることが重要といえそうです。
ホールキッチン共に外国人スタッフが活躍中
「日本人スタッフが外国人スタッフとのやり取りで感じるストレスは、少なからずあります。管理者である店長が双方の話を聞いてあげて、コミュニケーションを取っていくしかないですね。外国人スタッフが悪いわけでも、日本人スタッフが悪いわけでもないですから。3人で話をしてもいいですし、1対1で個々に話を聞いてあげるのも良いと思います。店長が投げ出さず、最後まで付き合ってあげることが大切です」。
言語や文化の違いで誤解を生むこともあるため、お互いに歩み寄れる環境を作ることが重要といえそうです。
外国人スタッフは「戦力」。店舗の責任者になれるまで育てる
インタビューの中で印象的だったのは、塩川さんの「外国人スタッフは戦力」という言葉。店舗の責任者ができるレベルに育てることがゴールであると話してくれました。外国人スタッフの受け入れ態勢が整うことで、単に人員不足を補うだけでなく、お店の戦力となる優秀な人材確保にも繋がっていることがうかがえます。最後に、これから外国人を採用しようと考えている店舗に、塩川さんよりメッセージをいただきました。
「まずは一人、採用してみてはいかがでしょうか。余裕があれば二人くらい採用してみるのも良いですね。仲間がいないと寂しいので。店長はもちろん、従業員も外国人スタッフに慣れていないからこそ、一歩を踏み出すことが大事なのではと思います」。
外国人スタッフの雇用を検討しているのであれば、まずは採用活動に乗り出すことから始めてみてはいかがでしょうか。
飲食店.COMでは、日本国内の外国人向け飲食求人サイト『 Food Job Japan』を運営しています。外国人採用に関するご相談はお気軽に お問い合わせください。
「まずは一人、採用してみてはいかがでしょうか。余裕があれば二人くらい採用してみるのも良いですね。仲間がいないと寂しいので。店長はもちろん、従業員も外国人スタッフに慣れていないからこそ、一歩を踏み出すことが大事なのではと思います」。
外国人スタッフの雇用を検討しているのであれば、まずは採用活動に乗り出すことから始めてみてはいかがでしょうか。
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