飲食店の「集客」にまつわるデータを徹底分析。最も集客に効果的な施策とは?

2018年9月21日

Photo by iStock.com/bunditinay
飲食店を経営する上で、欠かせないのが「集客」。数ある飲食店の中からいかにして自分の店へ来てもらうかが、繁盛的を作るカギとなる。飲食店.COMではこれまでも、飲食店の集客にまつわるアンケートを複数回実施し、飲食店経営者のリアルな声を届けてきた。今回は、これまでに調査したデータを分析し、効果的な集客術について探っていく。

一番集客効果が得られる施策はグルメサイト


ひとえに集客といっても、その方法は様々だ。ビラ配りやポスティング、ポイントカードといったアナログ手法は昔からの定番だが、昨今ではグルメサイトやSNSなどインターネットを活用した施策も目立つ。アナログとデジタルの両方の施策を組み合わせて行っている飲食店もあるだろう。では、実際にどんな方法が集客に直結するのだろうか?


一番効果を得られた施策についてアンケートを取ったところ、最も多かったのが、「食べログ」(14.6%)という回答。「ぐるなび」(11.4%)や「ホットペッパーグルメ」(3.3%)といった他グルメサイトの結果と合わせると、3割近い飲食店がグルメサイトを選択している。また、何かとSNSが注目されがちだが「イベント企画」(13.8%)や「ポイントカード」(10.6%)といったアナログなアプローチも効果的だ。さらに自由回答では、下記のような具体的な活用法の意見も多く見受けられた。

「『ぐるなび』などのネット広告を利用して、忘年会、新年会、歓送迎会シーズンに集客を図った。コストパフォーマンスはかなり高い」

「ランチ用のポイントカードを配布し、10個スタンプが貯めれば、日替わり定食を無料にした。かなり反響がありました」

「少ない来店でもポイントが貯まるように工夫。リピーターがかなり増えた」

お店のコンセプトによって最適な集客術は異なるが、どれも一度試してみる価値がある施策といえるだろう。

SNSではFacebookの集客効果が高評価


“SNS社会”といわれるほどSNSの利用が当たり前となっている昨今。先のアンケートでもFacebookが高評価を得ているなど、集客の一環としてSNSを利用する店舗も多い。では、最も集客効果の高いSNSはどれなのだろうか? SNSの中でも人気が高い「Twitter」「Facebook」「LINE」「Instagram」の4つを対象に行ったアンケートを見てみると、44.0%の人が「Facebook」が集客に効果的だったと答えている。このことからも、SNSを使った飲食店の集客効果は「Facebook」が突出している状態といえるだろう。


その一方で、「効果を実感できない」と答えた22.0%の存在も無視できない。では、SNSを集客につなげるにはどうすればいいのだろうか。すぐに効果を実感するのが難しいSNSは、地道に更新し続けることが何よりも大切だ。さらに「更新頻度」もポイントとなってくる。SNSの更新頻度にかかわるアンケート結果を見ると更新頻度が低いお店が多く、「1日に数回くらい」(5.3%)または「1日に1回くらい」(14.0%)と毎日SNSを更新する店舗は、約2割に留まっている。しかし、アンケートの内訳をみると毎日SNSを更新している店舗の約8割が、効果を実感していることが分かった。SNSを利用しているが、未だ効果が実感できないという店舗は、1日1回を目標に徐々に更新頻度を上げていってはどうだろうか。


他にもSNSの活用について、興味深いコメントを紹介する。

「季節感を損なわないように工夫している。寒くなってきたら温かい食べものを、夏には暑い日にぴったりなお酒を撮影してSNSにアップしている」

「目にとまる写真になるよう、料理の盛り付けは少しインパクトがあるように工夫しています」

「タグをターゲット層に検索されやすいワードにするように考えています」

更新頻度を上げる他にも、SNS映えを意識したフォトジェニックな写真の投稿や、季節感ある投稿を心掛けるのも集客に繋げるコツ。定番だが、ハッシュタグや検索しやすいキーワードを効果的に使うことも忘れてはならない。常に、客が興味を持つ投稿を心掛けたいものだ。

公式ホームページを効果的に活用する店舗も


Web上で集客のために行っていることという観点から見ると、実は「Facebook」(61.6%)よりも「公式ホームページ」(62.8%)を利用している人の方が多い。しかし、冒頭のアンケート結果からも想像できるように、Facebookやグルメサイトと比べると今一つ効果が得られていないようだ。


とはいえ、公式ホームページは似かよった構成になりがちなグルメサイトとは違い、自由に設計できるため、基本情報やメニュー、コンセプトなど店の情報を正しく客に伝える上で重要な役割を担う存在だ。では、公式ホームページを集客に生かすにはどのような工夫をすればいいのだろうか。自由回答では、下記のような意見が寄せられた。

「常に新しい情報を発信して、お客様が勘違いされたり、古い情報のままにならないようにしています」

「公式ホームページにトレタを導入して、そこから予約をできるようにしてから、予約が定期的に入るようになった」

「ホームページのSEO対策を実施。特に予算はかけずに、重要な検索ワード(地域名、業態など)について、検索上位になるようにした」

正しい情報を伝えるという面からも、最新の状態に更新するのは忘れないようにしたい。公式ホームページからも予約ができるようにすれば、客側もスムーズに予約ができるだろう。

飲食店の永遠の課題ともいえる「集客」。昨今は、インターネットを重視した戦略を立てるケースが多いが、アナログな手法も一定以上の効果があることがわかった。しかしながら、他店で効果のある集客術が自分の店舗で必ず効果があるとは限らない。大切なのは、自分のお店の魅力を上手く伝えられる集客術を見極めることだ。今回ご紹介した内容を参考に、自分の店に合った施策で集客アップを図ってみてはどうだろうか。

<調査結果引用元>
「飲食店の集客施策」に関するアンケート調査
「飲食店のSNSの運用状況」に関するアンケート調査
「飲食店における公式ホームページの活用」に関するアンケート調査

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