飲食店の秋採用、求人募集を8月からスタートさせたい4つの理由とは？

2016-08-01 17:02:32.0 人材採用コラム求人・採用

１、9月以降に他社の採用活動が本格化する
２、夏ボーナス支給後に転職希望者が動き出す
３、10月の最低賃金改定で給与が底上げされる
４、採用したスタッフが定着するまでに時間がかかる
競合他社に差をつけられる8月の求人募集が狙い目

人手不足が続いている最近の飲食業界。そのため通年で採用を行っている企業も少なくありませんが、やはり一年を通して採用活動が最も活発化するのは春と秋でしょう。
なかでも秋の採用活動は、年末商戦に向けた増員という意味合いもあり、ここで採用できるかどうかは、お店の経営にさえ影響を及ぼすと言っても過言ではありません。

このように一年を通しても重要となってくる「秋採用」ですが、その名のとおり秋の声が聞こえてくる9月や10月頃からスタートさせるという方が多いでしょう。
しかし、飲食店の秋採用を成功させるために、狙い目である時期は「8月」であるということはあまり知られていません。
今回は秋採用に向けた求人募集を、8月からスタートさせたい4つの理由を解説します！

１、9月以降に他社の採用活動が本格化する

8月中はお盆や夏季休暇があるため、求人広告の掲載数が減るなど、採用活動はいったん停滞する傾向にあります。
一般的には8月下旬頃から徐々に求人掲載数が増え始め、10月頃にはその数がピークに達します。
そのため8月中は競合他社より採用活動を一歩リードできる最後のチャンスなのです。また、大手企業の求人募集は、9月から本格的に開始するケースが多くなっています。待遇・福利厚生面で圧倒的に優位な大手企業との比較を避けるためにも、8月中に募集をはじめることはひとつのテクニックとも言えるでしょう。

２、夏ボーナス支給後に転職希望者が動き出す

「ボーナスが支給された後に転職する」という、“ボーナス転職”をする人は飲食業界でも少なくありません。一般的に夏のボーナスは7月初旬に支給されるため、7月後半から8月にかけて活動をはじめる転職希望者が多いのです。
また、退職後に転職活動をはじめようという人は、7月末付で退職したり、有給休暇の消化をはじめる時期でもあります。
まさに8月は転職希望者が市場に出始める時期と言えるでしょう。

３、10月の最低賃金改定で給与が底上げされる

毎年10月に行われる最低賃金の改訂では、各企業が給与を見直します。
最低賃金アップ分の給与の底上げが行われますが、他社より優位に立ちたい企業は当然高めの給与を設定してくるので、求職市場全体で給与が上昇トレンドに入ります。
採用活動のピーク時でもある10月、あまり高い給与を提示できない企業・店舗は、どうしても不利な状況に陥ってしまいます。
上昇トレンドに入る前に求人募集をかけることで、給与面での他社との比較を避けることができます。

４、採用したスタッフが定着するまでに時間がかかる

採用通知を出した直後に、「良いスタッフを採用できた！」と喜んではいませんか？入社して成長を遂げ、一人前に活躍できるようになるまでが、採用活動で目指すべきゴールです。
また、入社後にミスマッチがあって退職してしまった、仕事を覚えるまでに想像以上に時間がかかってしまったなどのケースもあります。
さらに、在職中の方を採用した場合、即日入社することは難しいため、タイミングがもっと後ろにずれることになります。
採用したスタッフが年末商戦までに戦力の一員となれるよう、余裕のあるスケジュールで採用活動を行うことが大切です。

競合他社に差をつけられる8月の求人募集が狙い目

以上4つの理由から、8月は求人募集をスタートさせるには、まさに“狙い目”の時期となります。
また、8月は飲食店の閑散期ということもあり、いつも忙しい方も採用活動に時間を割きやすいのではないでしょうか。
8月の求人募集で優秀なスタッフを採用して、年末商戦を万全の体制で迎えたいですね！

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