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飲食店関係者が待ちに待った「アフターコロナ」到来の兆し
ここ数カ月で、全国各地で飲食店への各種制限が撤廃されたり、マスクの着用が個人の判断に委ねられたりと、新型コロナを取り巻く状況は一変しました。「アフターコロナ」と呼ばれる時代の訪れを感じ、飲食店関係者の皆さまも長く続いた閉塞感からようやく解放されたのではないでしょうか。コロナ禍では、多くの飲食店が深刻な人手不足に悩まされました。その穴埋めのため、また事業拡大のため、今こそ新たに人材を確保したいという方も少なくないはず。そこで今回は、アフターコロナ時代における採用強化のポイントをご紹介します。
■オンライン面接の有効活用
新型コロナが拡大する中では、業界を問わずオンラインでのやりとりが急速に浸透しました。人材採用における「オンライン面接」もその一つです。当初は感染予防の観点から、接触機会を減らすために導入されました。感染拡大が落ち着くとともに“対面への回帰”傾向は見られたものの、移動の時間や手間が省ける手軽さから、オンライン面接による採用活動は現在でも多く利用されています。
「直接、顔を見ながら話をしないと相手の人柄が見えない」と考え、オンライン面接を良しとしない方もいるかもしれません。ですが、求職者の負担を大幅に軽減できるオンライン面接は、やはり応募のハードルを下げるのには有効手段と言えます。さらに、オンラインであれば面接の時間の調整がしやすいため、応募から面接までをスピーディに進めることもでき、優秀な人材を逃さず確保できる可能性も考えられます。感染予防を徹底する必要がなくなるアフターコロナにおいても、採用活動の選択肢の一つとしてぜひ残しておきましょう。
■福利厚生の充実
あらゆる人が出口のない不安に駆られたコロナ禍。先行きが不透明な時期を過ごした反動で、アフターコロナの職探しでは、これまで以上に安定志向が高まっていると考えられます。そんな中で、求職者が特に重視するのが職場の福利厚生。働きがいや給与に加え、福利厚生が備わっていることを職場選びの条件に挙げる人が増えるでしょう。休暇の取りやすさや育児・介護との両立のしやすさなど、求職者が魅力的だと思える福利厚生を整備したり、働き方の選択肢を増やしたりして、他の飲食店との差別化を図りましょう。
■企業の成長を積極的に発信する
厳しいコロナ時代を乗り切り、今後も成長が見込める企業は、求職者の目にも魅力的に映ります。特に飲食業界はコロナの影響を強く受けたため、活気が落ちている業界だと思われがちです。そのため、どのような取り組みによってコロナ禍を乗り切ったのか、コロナ時代に遂げた成長や発展、今後どんなビジョンで経営を進めていくかなど、これまでの実績と伸びしろを整理し、求職者に向けて発信することは非常に大切です。■スカウトサービスで採用ニーズに合った求職者を探す
コロナ禍で一時は買い手市場となった飲食店の採用市場。最近では再び売り手市場に戻りつつあり、企業が採用活動を主導することが求められています。採用ニーズにマッチした求職者を効率よく探すには、企業が求職者の情報をサイト上で閲覧し、アプローチメールを送信できるスカウトサービスを使うのも有効です。利用を検討してみてはいかがでしょうか。飲食店の健全な運営には、採用強化だけでなく採用した従業員の定着強化も欠かせません。採用強化と定着強化の両輪で、さらなる成長・発展を目指しましょう。
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