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そもそも…求人サイトの「スカウト機能」とは?
求人サイトの「スカウト機能」とは、求職者に対して採用担当者がさまざまなオファーを出せるサービスのことです。「自社への入社をぜひ検討してほしい」といったダイレクトな内容から、「あなたが望む仕事があります」といった自社の紹介に近いものまであります。求人募集記事を掲載し、応募が来るのを待つのは、いわば“受け身の採用”です。一方スカウト機能は、飲食業界に興味がある人材や、求める技術・経験・スキルを持つ人材に直接アピールします。そうすることで、応募や転職の検討を促すことができる点が最大のメリットといえるでしょう。また、求職者側にとっては、スカウトメールが届くことで、自分が知らなかった企業や店舗、業務に関する情報を得られるため、新たな発見や将来への可能性を広げるきっかけにもなります。
スカウト機能には、大きく分けて2つの活用法があります。ひとつは、求職者の登録情報を見て、希望する職種や勤務地、経験などの条件を絞り、該当する求職者に一斉にメールを送る方法。もうひとつは、採用担当者が求めるスキルや経験を持つ人材をピックアップし、個別にメールを送る方法です。特に後者の個別に送る方法の場合、採用担当者の連絡先や名前をしっかりと記載したうえで、メッセージを送ることができるので、「応募してほしい」「転職先として検討してほしい」という熱意をアピールしやすいと言えるでしょう。
スカウトメールの効果を上げるために
とはいえ、スカウトメールは送れば必ず応募や採用につながる…というわけではありません。求職者に魅力を感じてもらい、応募につなげるためには、いくつかの“コツ”が必要。ここでは最低限実践したい3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!1. ターゲットをしっかりと絞ろう
まずは自分たちの会社、店舗で必要としている人材を明確にしましょう。求職者の年齢や経験、持っているスキルで絞ることも、求職者が就職・転職活動に当たって希望する条件や職種などから絞ることもできます。ただし、あまりにも条件を絞ってしまうと「未経験者だけど優秀な人材」といった新たな出会いのチャンスを閉ざしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
2. 想いが伝わる工夫を
メールを作成する際には、受け取った求職者が「期待されている」「求められている」と感じられるような文章を意識することが大切。なぜその求職者をスカウトしたのか、「理由」をしっかりと盛り込むようにしましょう。
自分のどんな点に魅力を感じたのかという情報は、求職者にとっても非常に興味深いもの。なるべく詳しく、文章の冒頭に伝えることをおすすめします。
3.「件名」にも工夫を!
スカウトメールの文章は工夫をしていても、メールの件名が「飲食店で活躍しませんか?」といった、ありきたり&定型文のようなものにしてしまったら、求職者の興味を引くことはできません。最悪の場合、未開封のまま放置されてしまう可能性もあります。できれば、求職者が「自分の情報をしっかり確認したうえでメールを送ってくれている」ことがわかるよう、件名に「○○様の経歴を確認しました」など、個人名を入れるとよいでしょう。それだけでも求職者に「自分だけに送られてきた」という印象を与えることができます。
各社でサービス機能が進化
スカウトメールはサービスを展開するサイトによって特徴や傾向、サービスの範囲も異なります。近年では、各社でスカウト機能が非常に使いやすくリニューアルしています。例えば飲食業界専門の求人サイト『求人飲食店ドットコム』では、パソコンからだけでなく、スマホから楽にスカウトメールが送れる機能があります。ぜひ自社の目的に合った便利なサービスを選んで積極的に活用してみてください。
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