しっかり基礎から見直したい!ゴーストレストランやデリバリー専門店での集客方法
2022年12月22日 フランチャイズ経営のノウハウ
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コロナ禍をきっかけにデリバリーの専門店が増えています。なかでも、実店舗を持たないゴーストレストランはここ数年で急増。需要と供給が一致し、安定して経営する店舗が多い……と言いたいところですが、ゴーストレストランを始めとする、デリバリー専門店が抱えやすい問題もあります。
代表的なものが集客です。実際にお客様が店舗に足を運ぶ飲食店と比べて、デリバリー専門店はクチコミが広がりにくく、なかなか認知度も上がらないという背景があります。そこで今回お伝えするのは、ゴーストレストランやデリバリー専門店の集客方法の基本です。
ネット社会に欠かせないオンラインでの3つの集客方法
ゴーストレストランに向いているオンラインでの集客方法の1つめが「Google検索エンジンで最適化を図ること」。ホームページを開設していないデリバリー専門店は多いのですが、検索エンジンによる集客は現代社会において非常に効果的です。
とくにGoogleマップのクチコミを参考に飲食店を選ぶ人は増えており、それはゴーストレストランにも同様の傾向があります。「MEO」と呼ばれるマップ検索エンジン最適化で効果を出すためには、店舗の情報をしっかり登録する、キャンペーンやフェアなどの情報を逐一更新する、クチコミを促すこと。また、クチコミに対して真摯に対応することなども挙げられます。
2つめは「SNSの活用」です。リアルタイムでの情報発信に便利なTwitterをはじめ、若い客層へのアプローチに繋がり、ビジネスアカウントならUber Eatsと連携して直接集客につなげることもできるInstagram、友達登録をしている相手に対して情報を一斉に発信できるLINEなど、それぞれに特徴があります。すべて運営するのは大変ですので、どのサービスが経営する店舗に適しているかを考えて選択するのが良いでしょう。
3つめは「デリバリーサービスの活用」。たとえばUber Eatsの場合、お客様から一定以上の評価をもらうと「Uber厳選店舗」に選ばれる仕組みがあります。Uber厳選店舗になると上位に表示されお客様の目に留まりやすくなるのです。こういった制度やキャンペーンなどは各デリバリーサービスで常に行われているので、こまめにチェックすることをおすすめします。
配達範囲内のお客さまを取り込むオフラインでの3つの集客方法

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1つめが「チラシ・ポスティング」。一度に多くのお客様とコンタクトできるSNSなどに比べて地道な方法ではありますが、有効な方法のひとつです。デリバリーサービスは配達範囲が決まっています。その範囲内にチラシを撒くことでお店の存在を知ってもらうきっかけになるでしょう。メニューの豊富さや料理へのこだわりなども伝えることができます。
2つめは「季節やイベントに合わせたメニューを出す」ことです。Uber Eatsなどのデリバリーサービスは各社季節の食材を使ったフェアなどを打ち出しています。こういった機会は店舗の知名度を広げ、お客様を増やす大きなチャンスになるので、積極的に利用しましょう。
3つめは「クーポンを活用する」こと。何回目の注文でいくら割引、いくら以上の注文で何%割引などをデリバリーサービス上で設定することができます。新規のお客様を取り込むための良い宣伝にはなりますが、割引した分の費用は店舗の負担になるのでマイナスにならないような施策が必要です。
集客に本部の知見を活用できるフランチャイズ登録も選択肢の1つ
店舗の営業をしながら自分の店に合った集客方法を探し、トライアンドエラーを続けるのは、やりがいがある一方で負担が大きいのも事実です。
開業を考えるなかで、集客に不安があるという方はフランチャイズチェーン(以下FC)に加盟するのも一手かもしれません。加盟料や毎月のロイヤリティなどの支出はありますが、広告や宣伝など集客についてはFC本部の知見を活用することができるので、店舗の営業に集中することができるでしょう。
都度考えながらオンラインやオフラインで集客をする、FCに加盟してその力を借りる……など、一言にゴーストレストランの集客と言ってもさまざまな方法があることをご理解いただけたでしょうか。集客は店舗の経営をするうえで欠かせないこと。開業する前にどうやって集客していくかをしっかりと考えておくことが安定的な経営に繋がるはずです。
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