どんなフランチャイズを選ぶのが成功の近道?【人気ベーカリーの事例をご紹介】
2023年05月17日 フランチャイズの業態を解説
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パン屋さんは私たちの生活のなかに深く根付いています。毎朝パンを食べる人も多いので、一度気に入ってもらえれば、連日来てくれるようなお得意さんが生まれやすいのもベーカリーの特徴でしょう。
今回ご紹介するのは、フランチャイズ展開をしている人気ベーカリー。多くの事例を比較検討して、よりよい経営にはどんな方法があるのか探ってみてはいかがでしょうか?
PICK UP フランチャイズブランド

巨大なパン市場に挑戦する!
日本食糧新聞によれば3,700億円程度と推計されている国内ベーカリーの市場規模(2020年時点)。おいしいパンを提供できれば大きなチャンスに繋がるはずです。そんなベーカリーをフランチャイズに加盟して開業するメリットは3つあります。
■短期間で技術を習得できる
パンを焼くためには技術が必要です。その技術を専門学校に行ったり、パン屋で長期間の修行を積んだりせずに習得できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
■商品開発をフランチャイズ本部に任せることができる
ベーカリーにとって、新作のパンや季節に合わせた限定商品などは経営の要のひとつ。毎日の営業と並行してそれらを考えるのは大きな負担になりますが、本部が原価率や経費計算をした上で商品の開発を担ってくれるので、店の運営に専念することができます。
■開業後すぐに利益が出る可能性が大きい
ベーカリーに限ったことではありませんが、フランチャイズでの開業は既に成功しているブランド力を活用できるので、開業後すぐに利益が出せる可能性が大きくなります。
もちろん、オーブンや冷蔵庫など比較的大きな設備投資が必要だったり、本部の方針に従わなければいけなかったりなどのデメリットもありますが、メリットはそれを補ってあまりあるものだと言えるのではないでしょうか。
短期間で人気ベーカリーのオーナーに!
ベーカリーカフェの草分け的存在といえば、230店舗以上を構える「VIE DE FRANCE(ヴィ・ド・フランス)」。1980年代、日本ではまだ珍しかったベーカリーにカフェスペースを設けたチェーン店としてスタートしました。焼き立てのパンや作りたてのサンドイッチなどに幅広い年代のファンがいることが特徴です。
そんなヴィ・ド・フランスでは経営ノウハウ、運営バックアップ、メニュー開発、教育システムなどを独自のパッケージにして、フランチャイズオーナーを支援しています。製造、販売、店舗管理の研修が16日間、店舗実習は20日間設けられていて、この期間で店舗経営のベースをしっかりと学べるようです。
店舗数が多い安定した基盤のフランチャイズは魅力的ですが「近隣に出店していない都内で人気のベーカリーを開業したい」などの希望を持つ方もいるでしょう。
たとえば2009年創業の「テコナ ベーグルワークス」は、いつも行列ができている代々木上原の人気ベーグル店。本店でも評判の「ふか」、米麹を使った新食感の「もちむぎゅ」、2種類の生地をベースとした多彩なベーグルを扱うフランチャイズブランドを展開しています。
ベーグル生地を作るのは本店で研修を重ねたベーグルマイスター。世界中から厳選した小麦粉や酵母、米麹を使用するだけでなく、水、塩、砂糖にもこだわり、合成保存料なども一切使用していません。フランチャイズ展開としては、2022年末ごろにオープンしたばかりの経堂店が、さっそく評判になっています。まだまだ店舗数が少ない人気ベーカリーだけあり、都市部や地方に関わらず大きなチャンスがありそうです。
手厚いサポートを受けながらオリジナル商品の販売も可能!

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フランチャイズでの開業で人気ブランドの看板を掲げたりせず「オリジナルのパンを販売したい」と考えながらも、個人開業にまでは踏み切れないという方もいるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが「ハットコネクト」の開業支援。一般的なフランチャイズとは異なり、自由に店名を決めることができる「フリーネーム」の出店ができるのが特徴です。オリジナル商品の販売も可能であり、これまで多くのベーカリーをプロデュースしてきた本部が店のコンセプトや商品外観などの“ベーカリーづくり”を伴走してくれるシステムになります。
食材を仕入れる契約により本部が運営されており、店舗オーナー側のロイヤリティが無料なのも大きなメリット。熟練の職人と最新の機器などを用いて、未経験のオーナーであっても自立運営ができるようにサポートしてもらえるのです。
既存店舗の顧客データなどを解析して、出店予定エリアに合わせた商品構成の提案にも対応。後から後悔することがないベーカリー出店をするために、こういった方法もあることを覚えておくと良いでしょう。
ベーカリーを開業するなら“譲れないもの”を決めておく!
ベーカリーのフランチャイズだけでも、さまざまな開業方法があるもの。数あるなかからひとつを選ぶのは誰にとっても大きな悩みとなるはずです。最適な“ひとつ”を選ぶために、まずは自分にとって譲れないものを考えてみてはどうでしょうか?
ベーカリーなら「まずは技術を身につけて安定した経営を目指したい」「珍しいベーカリーを地方にオープンしたい」「オリジナルにこだわりたい」…など。その先におのずと答えが見えてくるかもしれません。
PICK UP フランチャイズブランド

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