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大学生アルバイトを確保したいなら、採用強化は夏~秋がおすすめ
大学生が新しいアルバイトを探すタイミングは、「春休み」「入学・進級後のイベントが落ち着いてきた5月ごろ」「前期試験が終わって迎えた夏休み」に集中しやすいといわれています。特に、今年の4月に入学した新入生にとっては、夏~秋は初めての大学生活にようやく慣れ、アルバイトを始める余裕が出てきた頃。これから長く働いてくれる可能性の高い大学1年生を採用したいなら、今がチャンスだといえるでしょう。
また、夏~秋に新しいアルバイトを採用すれば、年末の忘新年会シーズン、年度末の新歓迎会シーズンまでには人材が育っている可能性が高くなります。先のことを見越して今のうちに採用活動に注力し、人材育成を進めておきましょう。
調査結果から見えてくる、大学生の最新アルバイト事情
株式会社マイナビが大学1年生から4年生を対象に実施している「大学生アルバイト調査」からは、大学生の最新アルバイト事情が見えてきます。2024年の調査では「就職活動を意識してアルバイト先を決めた」と回答した大学生の割合が31.5%となり、2020年の調査開始以来最高となりました。多くの大学生が、アルバイトを単にお金を稼ぐ手段ではなく、社会経験の一部だと捉えているようです。
「アルバイト選びで重視したこと」のうち、最も多かった回答は「正しい言葉遣いができるようになる(50.4%)」でした。前年比でも7.2ポイント増と、最も増加しています。
「専門的なスキルを深めるまたは身に付ける」は6.3ポイント増、「正社員に近い仕事をする」が5.4ポイント増となっており、ビジネスマナーに加えて、専門的なスキルの習得を意識してアルバイト選びを行う大学生が増えている様子が見えてきます。
また、現在アルバイトしている業種上位3つは、2年連続で「飲食・フード(接客・調理)」「教育(塾講師・家庭教師)」「販売(コンビニ・スーパー)」。「飲食・フード(接客・調理)」は2年連続1位で30%を超えており、大学生にとって身近なアルバイトであることもわかりました。
大学生を採用したいなら強化すべきポイント
調査結果からは、大学生がアルバイトを通して、社会人としてふさわしい振る舞い、専門スキル、正社員に近い仕事の経験など、将来の糧となるものを得ようとしていることがうかがえます。将来の就職活動を視野に入れ、少しでも自分の身になる働き方をしたいという大学生が多いようです。そうした大学生は仕事に対するモチベーションが高く、働きぶりもまじめな傾向にあります。そのような人材を積極的に採用したいなら、大学生が自店での仕事を通して就職後に役立つ経験・スキルが得られるような仕組み作りに注力してみてはいかがでしょうか。
具体的には、敬語や接客用語をはじめとする言葉遣いの研修、ビジネスマナー研修などを導入し、アルバイトのスキルアップをサポートするといいでしょう。また、適性のある人材をバイトリーダーに登用し、シフト管理、新人教育、レジ締め、店舗責任者代理など、社員に近い責任ある仕事を任せてみるのもいいかもしれません。その際は、手当を支給するとよりモチベーションが高まります。
そのうえで、求人広告を出す際には、ぜひそうした取り組みをアピールしてみてください。「ここで働けば成長できそう」「将来の就職に向けて貴重な経験が積めそう」と思わせることができれば、魅力を感じやすくなります。これから求人広告を出す飲食店は、ぜひ参考にしてみてください。
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