飲食店のフランチャイズのオーナー、その年収は?【高収入の秘訣を学ぶ】
2023年07月19日 フランチャイズ開業の基礎知識
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今回のテーマはフランチャイズオーナーの年収です。「フランチャイズのオーナーになったら、どれくらい稼げるの?」という疑問を持っている方は多いはず。飲食店を始めるからには、自己実現だけではなく、しっかり稼いで成功を手にしたいと考えるのは当然のことです。
もちろん、“すべての”フランチャイズオーナーが成功を収めているわけではありません。一般的にフランチャイズオーナーがどれくらいの収入を得ているのかを紹介しつつ、成功者になるための秘訣を探っていきます。
飲食店オーナーの年収はさまざま!業種によって大きな違いも
飲食店経営者の平均年収は、「日経レストラン」の調査によると627万円だそうです。もちろん、1000万円あるいは2000万円を超える人もいれば、200万円台でアルバイトをして収入を補填しているという人もいます。このことから分かるように、同じ飲食店オーナーだとしてもその年収はさまざまです。
また、業種によっても平均年収にはばらつきがあります。業種別の平均年収例を見ていきましょう。
居酒屋 300万円〜2500万円
カフェ 200万円〜1000万円
ラーメン 800万円前後
レストラン 400万円〜600万円
バー 300万円前後
定食屋 200万円〜300万円
上記はあくまで平均値。店舗によってはこれを大きく上回る場合もあります。フランチャイズオーナーになった場合でも、本部にすべて任せきりではなかなかうまくいかないことも。もう一歩踏み込んでオーナー自身が努力を続けることが大切です。
年収アップのために何をするべき?抑えておきたい3つのこと
飲食店の収入を安定させる、あるいはさらにアップさせるためにはどのようなことができるでしょうか。「必ずやっておきたい3つのこと」を紹介します。
■どうすれば売り上げをアップできるか常に考える
利益を上げるためにはコストカットも大切ですが、コストカットには限界があります。並行して売り上げアップのアイディアを考えておくことは必須。店内配置、SNSでの発信、そして、それぞれのお客さまに喜んでもらえる接客方法の考案なども売り上げアップのきっかけになり得ます。まずはできることから始めてみてください。
■経営の勉強をしっかりする
フランチャイズであれば、経営のサポートは本部がしてくれるかもしれませんが、自分自身でもしっかり勉強しておく方が賢明です。フランチャイズとはいえ、店の成功はオーナーの手腕にかかっています。お金に関すること、競合の分析、広告についてなど、経営に関することには常にアンテナを張って、知識を蓄えておきましょう。
■店の営業を任せられる環境をつくる
自分がいなくても店がまわるシステムを作っておくと、オーナー自身に怪我や病気などの万が一のことがあっても営業継続が可能となり、収入が途絶えずに済みます。またさらなる収入アップのための事業拡大を考えたときも自分自身が欠かせない働き手になってしまうと、次の一歩が踏み出しづらくなってしまうのです。
事業拡大で、年収1000万円超えの可能性も!

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前述した業種別の平均年収を見ても、飲食店1店舗だけの経営では年収1000万円を越すことは難しいことが分かるでしょう。ですが、複数の店舗を経営することで年収1000万円を実現している人もいます。そのためには、店を任せられるスタッフの育成や、複数店舗経営に向いている業種を選ぶことが大切です。
とはいえ、“年収アップのために、急いで”事業拡大をする必要はありません。まずは、1店舗目を成功させることが重要。お客さまが自分の店のどこに満足してくれているのかを把握し、良い部分を高め、足りない部分を補完しながらより良い経営を目指すのが理想の形です。その先に事業拡大が見えてくるかもしれません。
夢は大きく!それでも日々は堅実に
今回はフランチャイズオーナーの年収にフィーチャーしました。「事業展開も視野に入れて、いつか1000万円超えのオーナーになる!」など、大きな夢を掲げることも大切です。
でも、まず必要なのは1店舗目の経営を軌道に乗せること。今回紹介した「3つのこと」以外にもやれることはたくさんあります。自分に何ができるのか、それを考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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