なぜ焼肉業態が伸びているのか?【ブームを牽引しているフランチャイズチェーンをご紹介】
2023年05月10日 フランチャイズの業態を解説
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ここ数年で店舗数を増やしている業種のひとつが焼肉店。モーニングを開始して新しい顧客層を獲得した焼肉チェーン店など、テレビ番組で紹介される成功例も目立ちます。
そこで今回は、焼肉店が店舗数を伸ばしている背景やフランチャイズ事例をピックアップ。どうすればより良い店舗経営につながるのか、そのヒントを見つけましょう!
PICK UP フランチャイズブランド

より身近な存在になっている焼肉店
若者からファミリー層まで幅広い世代から好まれている焼肉。“1人焼肉”などを展開するチェーンも現れ、ここ数年で焼肉店は以前よりぐっと身近になりました。これまでは「ちょっと特別な日の食事」だった焼肉が、日常的な選択肢にも入りやすくなったと言われています。
日本ソフト販売が公開している「全国のチェーン店舗データ」を見ても、焼肉の店舗数は2021年に10%近く増加、2022年も2%ほど数を伸ばしているようです。とくに店舗数全国2位の「焼肉きんぐ」をはじめ「ときわ亭」「焼肉ライク」「大阪焼肉・ホルモン ふたご」などが、業界全体の店舗数増加を牽引しています。
焼肉店の代表的なフランチャイズ
ほかにも、ここ数年で飛躍的に店舗数を増やしているのが、種類豊富な仙台ホルモン焼きと焼肉の両方が食べられる「ときわ亭」。タワーから直接お酒を注ぐ「0秒レモンサワー」も大きな話題となっています。未経験者でも短期間で必要なスキルを身につけられる研修制度のほか、オープニングスタッフやヘルプ人員の派遣を行うなど、フランチャイズのフォロー体制も万全のようです。
リピート率が高く運営が安定している焼肉店

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2023年1月に100店舗を突破した「大阪焼肉・ホルモン ふたご」も注目のフランチャイズチェーン。こちらは独自の会員システムなどにより、お客さまのリピート率が高いことが特徴です。一般的な外食産業の場合30%程度のところ、なんと67.8%という驚異のリピート率を誇ります(2020年4月~1年間の既存店平均)。
また「ふたご盛り」や「はみ出るカルビ」といったフードメニューも評判。スタッフがテーブルで焼くスタイルで、その際に生まれる会話もリピート率の高さにつながっているそうです。フランチャイズの研修制度も整っており、約2ヶ月間の開業前研修では経営に関するスキルだけでなく、営業力も身につけることができると言われています。
この先も可能性が広がる焼肉業態
焼肉チェーン店のフランチャイズ事例を紹介しましたが、会社によってどこに力を入れるかはそれぞれ違います。こういった事例をたくさん見ることで、フランチャイズ本部が何に比重を置いているかが、分かってくるのではないでしょうか。
今回紹介したのは、数ある焼肉フランチャイズチェーンのごくごく一部になります。興味を持ったという方はフランチャイズを展開している焼肉専門店の資料などで、比較検討してみてはいかがでしょうか。
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