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出店するならどちらがお得?Uber Eatsと出前館のメリット&デメリット

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出店するならどちらがお得?Uber Eatsと出前館のメリット&デメリット

画像素材:PIXTA

近年需要が増加している飲食のデリバリーは、コロナ禍を経て、さらにその勢いを伸ばしています。今後、新型コロナウイルスの影響が落ち着いたとしても、毎日を忙しく過ごす私たちにとって、デリバリーはなくてはならないものであり続けるでしょう。

デリバリーサービスの利用を考えたときにまず間違いなく挙がるのが「Uber Eats」と「出前館」。この2社はデリバリー界のいわば二代巨頭です。今回は、出店者側の視点に立って、Uber Eatsと出前館を比較。出店するならどちらがお得なのか、何を基準に選んだら良いのかなどを解説していきます。

急速な勢いでエリアを拡大するUber Eats

Uber Eatsが日本でサービスを始めたのは2016年。当初から新しいサービスとして注目を集め、エリアを拡大してきました。

一番の大きな特徴は、飲食店が固定の配達員を用意する必要がないため、大きな負担を背負わずにデリバリーサービスを行える点です。これまでデリバリーを行なっていなかった多くの飲食店が、Uber Eatsの盛り上がりと合わせて宅配ビジネスに参入しました。

Uber Eatsの場合、サイトやアプリからお客さんが料理を注文すると、マッチングされた業務委託の配達パートナーが飲食店で料理をピックアップし、料理をお客さんに届けるという仕組みになっています。また手数料はお客さん側だけでなく、店側も支払わなくてはいけません。Uber Eatsでは、総注文額35%が店側の手数料となっており、このなかにはシステム手数料や配達手数料も含まれています。

日本のデリバリー業界の先駆け。2000年にサービス開始の出前館

2016年からサービスを開始したUber Eatsに対して、2000年初期からサービスを開始した出前館は、業界の先駆け的な存在。サイトやアプリから料理を注文するサービスの仕組み、飲食店側が配達員を用意する必要がないのでコストを抑えてデリバリーサービスを行えるという点は出前館もUber Eatsと同様です。

出前館が大きく異なる点は、店舗スタッフ、出前館アルバイト、業務委託とさまざまな立場の配達員がいるところです。しっかりとした教育が行き届いているため、全員が業務委託のUber Eatsに比べ出前館の方が配達員の評判は良い傾向にあります。加えて、飲食店のデリバリーだけではなく、スーパーの配達サービスなど、日常生活に必要な商品のデリバリーを行なっている点も大きな特徴と言えるでしょう。

出前館の飲食店側の手数料は、商品代金の10%、配達代行手数料が30%、決済手数料が最大3%です。

二社の細かな違いもチェック

二社の細かな違いもチェック

画像素材:PIXTA

ここまで、Uber Eatsや出前館それぞれの特徴を見てきました。同じようなサービスを提供しているので、大きな違いがないように感じるかもしれません。ここではUber Eatsと出前館の細かな違いを見ていきます。

それぞれの提携店舗数を比べると、現在はUber Eatsが上回っています。Uber Eatsが提携しているのは、個人レストラン、中小飲食店、大手チェーンレストラン、デリバリー専門店、コンビニと多種多様な店舗です。主要都市であれば、洋食、和食、中華料理、ハンバーガーなどの一般的な料理から、ギリシャ料理、メキシコ料理など珍しいジャンルの料理からも自分がその時食べたい料理を選ぶことができます。

多くの選択肢があるということは、より多くのお客さんを惹きつけることにつながるので、出店側にとっても大きなメリットです。

出前館も以前はデリバリー専門店との提携が多かったものの、最近では個人レストランや中小飲食店も増えてきました。しかし、その数はまだまだUber Eatsの方が多いようです。

また、配達エリアはUber Eatsよりも出前館の方が広域です。Uber Eatsが主要都市をメインな配達エリアとしているのに対し、出前館は郊外でも利用できます。しかし、配達距離に関してはUber Eatsの方が長くなっており、出前館は2〜3kmなのに対してUber Eatsは8km先への配達も可能です。

自分の店に合うはどちらか見極めを!

どちらも飲食店でデリバリースタッフを雇う必要がなく、小さな投資でデリバリーが始められるUber Eatsと出前館。手数料など、目に見える部分だけに注目するのではなく、どちらが自分の店に合うかをしっかりと見極めることが大切です。具体的には店が都市部にあるのか、郊外にあるのか、配達エリアを広げることに利点があるかなどでしょう。

デリバリーサービスに参入するのは経営の安定化はもちろん、これまで想定していなかった客層に店の存在や料理をアピールすることにもつながる挑戦です。ぜひ、Uber Eatsや出前館だけでなく、さまざまなサービスを比較検討してみてはいかがでしょうか。

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