新しいフードデリバリー「現在の店舗を有効活用して売上アップ」
2022年11月30日 フランチャイズの業態を解説
画像素材:PIXTA
本来の仕事以外の“副業”を持つ人が増えてきました。一般企業でも副業を可能としている会社も少なくありません。
そんな流れのなかで飲食店を経営する方々のなかにも、「今ある店舗を利用して、第2、第3のビジネスができないか」と考え始める人が増えているようです。そんな方におすすめなのが、ゴーストレストラン。今ある店舗やキッチンを活用して、売上アップにつなげることができるからです。
今回は、すでに飲食店を経営している方々に向けて、新たにゴーストレストランを始める利点をお伝えします。
今あるキッチンを利用してオープンできるゴーストレストラン
コロナ禍を追い風にさらに需要を伸ばしてきたのが飲食のデリバリー。それに伴い、注目を集めているのがゴーストレストランです。
ゴーストレストランとは客席を持たずに営業するデリバリー専門の飲食店。キッチンで料理を作り、それをUber Eatsや出前館などを通してデリバリーでお客さまにお届けするというシステムになっています。
すでに経営している飲食店で、Uber Eatsや出前館などを利用してデリバリーを始めているケースもあれば、既存のメニューはデリバリーに向かないためデリバリーを断念したケースもあるでしょう。そのどちらの場合でも、まったく新しいジャンルで新たにゴーストレストランの店舗を始めることが可能です。
ゴーストレストランは今すでにあるリソースを活用することで、新規店舗の開店とは比べ物にならないほど手軽に開業することができます。
新たにゴーストレストランを開業するメリットとは?
すでに飲食店を経営している方にとって、ゴーストレストランを開業する利点は大きく分けて3つあります。
1つめは、ゴーストレストラン専門に新たな従業員を雇う必要がないこと。すでに在籍しているキッチンスタッフが新たなメニューを作って対応すれば良いからです。もちろん、ゴーストレストランが軌道に乗った際にはスタッフの増員が必要な場合もありますが、まずはスモールスタートを切ることができます。
2つめは大きな設備投資が不要で、今ある設備を活用できること。もちろん、ゴーストレストランで提供するメニューによっては新たな投資が必要な場合もありますが、新規開業と比べたらかなりコストを抑えられます。
3つめがすでに飲食店の営業許可を取得済みであることです。お客さまに料理を提供しているお店であれば営業許可は取得しているはず。ゴーストレストランのために新たな許可証は不要で、今ある営業許可で開業することができます。
さまざまな不安を解消するフランチャイズ加盟

画像素材:PIXTA
すでに営業している飲食店で新たにゴーストレストランを開業する利点を見てきましたが、それでもまだまだ不安が残るという方もいるのではないでしょうか。「まず、どんな料理に需要があるのか」「現状の飲食店との両立ができるのか」「原価率はどうなのか」など、気になることはたくさんあるはず。
「ゴーストレストランをやってみたい。でも…」と尻込みしている方におすすめなのが、フランチャイズチェーン(以下、FC)でゴーストレストランを開業することです。FCに加盟することで、すでに成功しているノウハウを元に本部からアドバイスを受けることができるほか、FCのなかには仕込みなどを行う“セントラルキッチン”を持ち、店舗では最後の仕上げを行うのみとしているケースもあります。大量に仕入れ、大量に仕込むことができるので、おのずと減価率も低くなるのです。
もちろんFCに加盟するには加盟金や保証金、ロイヤリティなどが必要にはなりますが、それを上回るメリットがあるのではないでしょうか。
ゴーストレストランは第2第3のビジネスチャンスに!
すでに飲食店を経営している方の第2、第3のビジネスとしてもおすすめなゴーストレストラン。実店舗の方はランチに集中している、ディナーに集中しているという場合は比較的に空いている時間に注文が多くなりそうなメニューでゴーストレストランに参入することで、効率よく従業員や設備を回すことにもつながります。
今は多くの人が副業を持つ時代です。飲食店を経営する皆さんにとっても、デリバリーやゴーストレストランの需要が高まっている昨今は大きな波に乗るチャンスの時期。まっさらな状態から始めるのは不安という方はFC加盟を検討するなどして、まずは一歩を踏み出してみはいかがでしょうか。
PICK UP フランチャイズブランド


フランチャイズを集めました
飲食専門のフランチャイズ比較サイト『飲食FC比較』。飲食フランチャイズの情報をわかりやすく収集・比較できます。