カフェの開業、成功の秘訣は？便利なオープンリストも紹介！

新型コロナの感染状況が落ち着き、街に活気が戻ってきました。人通りが増え、カフェの開業を目指す人も増えつつあります。そこで今回は、カフェ経営のメリットや成功のポイントとともに、開業に必要なアイテムをご紹介します。

カフェ経営のメリットと成功のポイント

感染症の影響で客足が鈍っていた飲食店ですが、少人数での来店者数はコロナ禍前に戻りつつあります。一方、飲食店のテイクアウトは人々の間で浸透しました。こうした行動様式の変化は、1～2名での来店が多く、テイクアウトメニューを作りやすいカフェ業態にとって追い風といえます。また、カフェ経営はほかの飲食店と比べ参入しやすいこともメリットのひとつです。しかし逆に考えると、それだけライバル店が多いということになります。

そこで重要なのが「コンセプトをはっきりさせ、ほかの店と差をつける」こと。思わず人に紹介したくなるようなドリンクやスイーツ、フードを提供できるかがポイントです。そのためには、お得なセットメニューやプレミア感のある単品メニューを開発するなど、付加価値をつけ客単価を上げることが重要。またカフェに限らず飲食店成功のポイントは、なんといっても「立地」にあります。店のコンセプトやターゲットとする客層、集客方法を考慮し、とことんリサーチし、開業への一歩を踏み出しましょう。

カフェ開業時のマストアイテムとは？

では、実際にカフェを開業する際に必要なアイテムはどういったものがあるのでしょうか。そろえるべきアイテムは、お店の「売り」を何にするかによっても変わってきます。ここではカフェ業態ならではのマストアイテムをご紹介します。

■コーヒーメーカー
お店のコンセプトをはっきりさせてから選びたい、カフェメニューの中心となるアイテムです。クオリティ重視なら、ハンドドリップ、または、細かい設定をすることでハンドドリップ並の性能を持つセミオートタイプがおすすめ。ランチなど繁忙時間帯に対応することを視野に入れる際には、大容量を抽出できるタイプを選びましょう。またラテアートを取り入れるには、エスプレッソマシンが必要です。

■ティーポット
近年、紅茶に力を入れるカフェも増えています。紅茶専門店でないカフェでは、まずティーポットで紅茶を煎れて茶葉を漉してから、ティーカップもしくは別のティーポットで提供することが多いです。また、季節の果物を使ったフルーツティーなど、ガラスのティーポットで提供する見た目に美しいアイスティーも人気です。

■食器
カフェを開業するにあたり食器にこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。さまざまな焼きものをそろえ、好きなカップを選んでもらってコーヒーや紅茶を提供することを「売り」にするお店もあります。しかし、破損や、食器洗い、収納などを考慮することも大切。たとえば、お冷用のグラスは補充や収納がしやすいもの、デザートやフード用のプレートは汎用性があるシンプルなものを選ぶなど「メリハリ」をつけるとよいでしょう。

なお、コーヒーカップとティーカップにはそれぞれことなる特徴があります。コーヒーカップは、熱を逃さないよう厚手・背が高い・飲み口が狭い造りに。対してティーカップは、紅茶の香りや色を楽しむために薄手・背が低い・飲み口が広くなっています。使い分けをどうするか困る場合には、コーヒーと紅茶兼用のカップがおすすめ。また、コーヒーの種類にこだわるなら、レギュラー用、エスプレッソ用、カプチーノ用などいろいろなタイプのカップを揃えてもいいでしょう。またカジュアルなお店では、ソーサーのいらないマグカップがよく利用されています。

■製氷機
冷たいドリンクを提供する場合、必ずそろえたいアイテムです。製氷機の容量を選ぶ目安は、席数×1.5kgと言われています。夏場にコールドドリンクがよく出るカフェの場合、少し多めの容量で余裕を持った方がよいでしょう。そのほか、厨房機器では温度計付きの冷蔵庫や2槽式のシンクなど、衛生管理上、飲食店開業に必要なものがあります。

■調理器具
カフェの厨房は他ジャンルの飲食店と比べると小さな場合が多いです。ある程度メニューを決め、オペレーションや収納場所を考えた上で選びましょう。

今回は、カフェの開業リストの中から重要なものをピックアップしてご紹介しました。さらに詳しく知りたい方は、こちらの 「カフェ開業時の厨房備品のオープンリスト」をご確認ください。

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