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イギリス人は1日7回紅茶を飲む?紅茶の基礎知識も解説!

2017年6月16日(2017年12月11日更新)

紅茶イメージ

-Photo by iStock.com/bonchan


日本人にも馴染みが深い紅茶。
コーヒー市場が飽和状態の昨今、紅茶に力をいれる飲料メーカーやカフェも増えています。
そこで今回は、紅茶の基礎知識や豆知識をご紹介します!


■世界三大紅茶とは?茶葉の種類を紹介

紅茶の茶葉は、ストレート、フレーバー、ブレンドに分けられます。
有名なところでは、アールグレイやラプサンスーチョンなどがフレーバー、イングリッシュブレックファーストやオレンジペコーなどがブレンドです。
ストレートは、ブレンドなどがされていない茶葉で、ほとんどに生産地域の名前がつけられています。
まずは、代表的な茶葉の種類をご紹介します。


・ダージリン
誰でも一度は聞いたことがあるポピュラーな種類。インドのダージリン地方で生産される、世界三大紅茶の一つです。

・ウバ
世界三大紅茶の一つで、メントールのような独特の香りが特徴。スリランカ南東部で生産されます。

・キーマン
中国の安徽省祁門県で生産されている世界三大紅茶の一つ。「紅茶のブルゴーニュ酒」とも称されます。

・アッサム
北インドのアッサム地方で生産されている茶葉。ミルクティーで飲まれることが多い種類です。

・ニルギリ
南インドの高原でつくられています。「ニルギリ」は現地の言葉で「青い山」を意味します。

・ディンブラ
スリランカの中西部ディンブラ地方、標高の高い山岳地帯で生産される茶葉です。

・ヌワラエリヤ
ヌワラエリヤは、スリランカで標高が一番高い紅茶の産地です。イギリス領時代に避暑地として開発され、リトル・イングランドとも呼ばれています。

・キャンディ
スリランカのキャンディ地方で生産される茶葉。キャンディ地方は、スリランカで初めて紅茶が栽培された地と言われています。



■「セイロン茶葉」はない?

紅茶イメージ

-Photo by iStock.com/HStocks

セイロンティー、セイロン紅茶という言葉もよく聞きますが、これは特定の茶葉を表すものではありません。
セイロンティーは、スリランカの旧国名であるセイロン国からとられたスリランカ産の紅茶の総称で、上で紹介した茶葉では、ウバもヌワラエリアもディンブラもキャンディも『セイロンティー』です。
スリランカは複雑な地形を持ち、一つの島の中でも気候がさまざまなため、個性の違う茶葉がとれるのです。



■イギリスの紅茶習慣

紅茶といえばイギリス。最近は減少傾向にあるようですが、1人あたりの消費量は世界でも群を抜いています。「イギリス人は1日に7回紅茶を飲む」という言葉もあるくらいで、実際に朝起きてから夜眠るまで、1日に何回も紅茶を楽しんできた歴史があります。
時間帯によって名前がついていますので、一部を紹介しましょう。


・アーリーモーニングティー
朝起きてすぐに飲む紅茶。本来は中産階級以上がメイドに運ばせた紅茶をベッドの中で飲む習慣でした。

・イレブンジズ
その名のとおり、午前11時頃のお茶の時間。リフレッシュも兼ねて軽食などと一緒にいただきます。

・ミッドデイティー
午後3時頃のおやつの時間に飲む紅茶。ルールのあるアフタヌーンティーよりもカジュアルなスタイルです。

・ハイティー
夕食と一緒にいただく紅茶。食事をするテーブル(ハイテーブル)で飲むことから、ハイティーと呼ばれるようになりました。


このほかにも、朝食、昼食、夕食の際はもちろん、夕食の後、夜寝る前に寝室やベッドで…と、それぞれに呼称がついており、日常生活に紅茶を飲む習慣が浸透しているのが分かります。



紅茶はワインのようにその年の天候や時期によって茶葉の出来が違い、入れ方や飲み方も奥の深い飲み物です。ドリンクメニューに紅茶がない飲食店は少ないですが、どこにでもあるからこそ、こだわりをもった紅茶を提供することで他店と差をつけられるかもしれませんね。


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