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8/28(木)「事業売却という経営戦略」セミナーレポート
2019年09月13日

飲食事業者にとって有効な戦略として注目を浴びるM&Aですが、どのように始めればよいかわからないという方が多いのが現状です。そこでシンクロ・フードでは「事業売却という経営戦略」のセミナーを開催し、飲食業界のM&Aの基本的な知識や、実践的な内容について解説しました。
【第1部】『~1店舗から譲渡・買取り可能~ 飲食業界で今求められている飲食店M&A』 株式会社シンクロ・フード 飲食M&Aグループ マネージャー 荻原健太
近年の飲食業界の状況についてや、飲食店M&Aに関しての基本的な情報をお伝えしました。 業績や資金面だけでなく、人材不足や後継者不足などの課題からそれらの解決策としてM&Aが増加しています。一方、これらの課題解決だけではなく、事業拡大のために売却を検討するケースもあります。売却をする際は検討ポイントは専門的かつ多岐に渡るため、プロに相談することをオススメします。

【第2部】『実例から学ぶ、M&Aのチェックポイント』 株式会社ウィット 代表取締役 三宅宏通
実際の成約事例を挙げつつ、売却価格の査定についてなど、より実践的な内容について解説しました。 飲食店の売却価格は、基本的にキャッシュフローの3年分ほどが目安ですが、その他に買い手にとってのメリットがあれば価格が上がる可能性もあります。ただし、近年はM&A案件数自体が増えてきているので、今後は2~2.5年分くらいに下がるのではとも言われています。直近3年の売上から査定するため、売上が比較的上がっているタイミングで売却を検討することが望ましいです。売却が成功しても引継ぎ時のトラブルのケースは少なくないので、引き継ぎて体制の共有や譲渡造作設備の説明は怠らないように注意しましょう。