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売却オーナー事例:【有名とんかつ店!】品川区2店舗 株式譲渡案件
2024年09月30日
実際にM&Aでの売却を行ったオーナー事例を、売却支援を行ったM&Aアドバイザーが解説します。
事業内容 | とんかつ店2店舗運営 |
本社所在地 | 東京都 |
年 商 | 約1.6億円 |
売却目的 | 後継者確保 |
オーナー年齢 | 50代 |
売却額の投資先 | 既存事業への投資 |
■売却を検討していた店舗は東京都内でも有名な「行列のできるとんかつ店」「業績好調」の店舗を売却した理由とは?
売り手オーナー様は、ご親族から事業を引き継ぎ店舗の運営を行っていました。 増店・事業拡大を考えていましたが、ご自身での運営に限界を感じており、また後継者もいなかった為、売却を希望されていました。
■家主とのスムーズな交渉のコツは「丁寧な説明」
M&Aに伴う、店舗の賃貸借契約の切り替えに関して、物件の家主の許可を取るために丁寧な説明を行うことが重要なポイントです。
今回は譲渡スキームが株式譲渡の為、本来であれば代表者の変更を届け出るのみで賃貸借契約の切り替えは行わないのですが、物件の家主が売主の親族だったこともあり、親族以外の第三者として、再度賃貸借契約を締結し直す事になりました。 しかし、親族である物件の家主様へ、M&Aに関するご説明が事前にできておらず、一からの交渉となってしまったことと、今回の譲渡に関する事情をご理解いただくことに時間を要しました。
家主様から良いお返事をなかなか頂くことができなかった為、買い手企業様より今後の事業計画についての詳しいプレゼンテーションをしていただく事になりました。M&Aをおこなった後のイメージを具体的にお話ししていただくことでご親族である家主様にも納得していただくことができました。
■事前に考えておくべき大切なポイント「家主との関係性」
今回は株式譲渡であったため本来であれば1ヶ月ほどで代表者変更の手続きが 終わりますが、結果として代表者変更の承諾を受けるまでに3ヶ月程かかってしまいました。 事業譲渡のスキームを採用した際は、賃貸借契約の切り替えが必須事項になってきます。スムーズな切り替えを行うために、普段から家主との良好な関係性を築いておくことが重要になります。
M&Aではその他にも多くのトラブルが発生します。売り手オーナー様と買い手候補がお互いを信頼し、共通のゴールに向かって問題を解決していくことが必要になってきます。最初に対面するトップ面談から信頼関係を構築していく事がスムーズな譲渡につながります。
■M&A後に既存事業に注力
売り手オーナー様は会社を譲ったのち、既存の飲食店経営に注力されています。 手が回らず気がかりだった会社が手から離れたことで、既存の事業に集中でき業績も好調に推移しています。
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