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欧州の日本食レストランを1万店舗増やす!テイクユー大澤氏の飲食にかける思い

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2022年09月22日

「麺屋武一」ブランドのラーメン店などを展開する株式会社テイクユー。2012年の創業以来、直営店や加盟店を増やし、海外にも15店舗を展開している。今回は、代表取締役社長の大澤武氏に話を伺い、創業までの経緯やコロナ渦での対応、M&Aに対する考え方、今後の展望などについて語ってもらった。

欧州の日本食レストランを1万店舗増やす!テイクユー大澤氏の飲食にかける思い

<経歴>
大澤武氏
大学卒業後、会社員として20年間勤務する傍ら、副業として飲食店の経営を行う。同時に開業プロデュースなども行い、2011年に退職。2012年に株式会社テイクユーを創業し、「麺屋武一」を出店してからは、直営店22店舗、加盟店約130店舗、海外15店舗を展開している。

もともとは副業から始まった。信頼を積み重ねて大きな事業に

欧州の日本食レストランを1万店舗増やす!テイクユー大澤氏の飲食にかける思い

―まずは創業の経緯について教えてください。

大澤:もともとは副業で、妻がやっていた飲食店を手伝っていたんですよ。そこで、ラーメンのフランチャイズに入って、人材の教育は本部に任せて飲食店経営をしていこうと。厳しかったこともありましたが、それなりに経営も良かったんです。サラリーマン向けに飲食店の普及啓蒙活動も始めて、フランチャイズの紹介とか開業プロデュースも行っていました。結果的に、サラリーマンと飲食店経営も含め3足のわらじを履いていた状態ですね。

―飲食店の普及啓蒙活動はどういった理由で始めたのでしょうか?

大澤:飲食に集中するか、サラリーマンに集中するか、どちらかに迷った時期もあったんですよ。でも、僕のやっているノウハウを広められるような本が出せたら面白いなと思って。「本を出したい」と言っていればチャンスがまわってくるもので、飲食店経営の雑誌などから執筆を頼まれるようになったんです。
執筆を頼まれるようになったことがきっかけで「高樹公一」のビジネスネームで、本を3冊出版することができました。

―2012年に「麺屋武一」を新橋で出されるまでに、何かお考えの変化はあったのでしょうか?

大澤:それまでにラーメン屋2軒と焼鳥屋2軒をフランチャイズでやっていたんですが、会社を2011年に辞めてからはフランチャイズではなく独自店舗でやるようになりました。それと、退職してすぐ飲食のポータルサイトの会社を立ち上げ、事業をはじめたものの収益を安定させるのが難しい状況でした。その間に「麺屋武一」がうまくいったので、そちらに集中したという経緯ですね。

―飲食にもともと興味はあったものの、店を出したいということだけでなく、飲食に関わることはすべてやりたいというお考えだったのですね。鶏白湯だったのはどういった理由でしょうか。

大澤:鶏白湯にした理由は2つあります。ひとつは実績があったから。知り合いのラーメン屋を手伝ったときに、鶏白湯のラーメンを出してうまくいったことがあったんです。2つ目は、新橋では競合が激しいので目立ちたかったということ。新橋の中でも路地裏の店舗だったので。そして、ラーメンが好きな人が喜ぶことを逆算して店を造っていったんです。徹底的に鶏白湯の人気店を研究して、こだわりやストーリーをしっかり見せたり、写真を出さないようにしたり。

―店舗展開については、最初から広げていこうというお考えだったのでしょうか?

大澤:2011年7月に「麺屋武一」を始めて、10月にフランチャイズを「麺屋武一」に変えたいという知り合いの店があったんですよ。11月にも知り合いがやっていた店を変えたいと。「麺屋武一」にはしていませんが、そういった依頼が来るようになりました。初期の頃に能動的に店を出したのは妻の実家がある福岡と新橋の本店だけですね。現在は直営店は22店舗、契約して食材を卸しているのが130店舗ほど。海外には15店舗ありますね。

―そこから海外にまで出店されますが、海外出店をするイメージももともと持っていたのですか?

大澤:海外はそのうち…と思ってましたね。2015年くらいから視察を始めました。東南アジアやアメリカ、ヨーロッパで麺屋武一をやりたいという想いがあったからです。でも、さすがに海外にすぐ店を出すわけにもいかないですし、視察をしたり、体制を整えたりしました。弊社でお願いしている工場がタイのバンコクにあったので、そこでカバーすることもできるのかなと。最初の海外店舗はシンガポールです。フランチャイズで2016年に出店しました。2016年だけで、直営はバンコク、マニラ、上海の3店舗、フランチャイズはシンガポール、プノンペン、クアラルンプール、ホーチミンの4店舗を出しています。国内でも20店舗くらい出店していましたね。

―信頼を積み重ねていった結果、依頼が増えていったのだと思いますが、そこから今のプロデュース事業につながっていっているのでしょうか。

大澤:加盟店事業とプロデュースは一緒ですね。例えば、決まったものにオリジナリティーを加えています。オーダーメイドというよりはセミオーダーで、オーナーさんと一緒に開発していきたいということもあるので、そういった意味では独自のシステムになっているかもしれません。
まったくオリジナルを作ったらオーダーメイドですよね。それをやらない理由としては、店が調子悪くなったときに比較するようなデータが何もないからです。何もないから全部オーナーさんの責任というわけにはいかないですよね。なので、鶏白湯とか貝出汁とかジャンルを5つに絞って、ある程度自由に開発している部分を出している感じですね。

―共通のデータをとれるようなことをまず基本にしているのですね。

大澤:そうですね。表向きは個人店のように見えますが、しっかり加盟店としてチェーンオペレーションを固めて営業しています。

コロナ禍のピンチをチャンスに変えてランチラーメンを展開

欧州の日本食レストランを1万店舗増やす!テイクユー大澤氏の飲食にかける思い

―コロナ禍ではどこも飲食店は大変だったと思いますが、どのように乗り切ろうというお考えだったのでしょうか。

大澤:できることは何でもやろうとしていました。デリバリーやテイクアウト、オンラインショップもやっていました。その中で、どうやったらピンチをチャンスに変えられるかと。例えば、船でアメリカを目指していて風向きが悪くなったときに、オーストラリアに目的地を変えたらスムーズにいくような世界があるんじゃないか、と。
僕らには食材が揃っていて、簡単な設備でラーメンができるという強みがあります。それを僕らよりも困っている居酒屋さんで、ランチラーメンのプロデュースを行ったんですよ。それがうまくいきました。

―まさにピンチをチャンスに変えることができたのですね。

大澤:ただ、今ではランチのラーメンを続けている店はあまりないんですよ。夜営業がしっかりできるようになったら、あまりランチ営業はやらなくなってしまう。でも、それでラーメンのおもしろさなどをわかってくれたお店もあって、ラーメンの店を出してくれるケースもあるんですよ。コロナ禍でも40店舗くらい増えていますから。

ヨーロッパで日本食を広めるために、進出サポートのインフラを整えたい

欧州の日本食レストランを1万店舗増やす!テイクユー大澤氏の飲食にかける思い

―飲食店のM&Aについてはどのようなお考えをお持ちでしょうか?

大澤:会社の承継を考えたら手段は限られていますよね。そういった意味では真面目に考えています。創業時から「事業は大きく会社は小さく」ということを決めていました。事業承継するにしても、IPOするにしても、会社は軽くて高収益のほうがやりやすいのではないかと。物件をたくさん持ったり、社員を増やしたりせず、具体的には、工場を持たない、直営店も増やさない、物流もやらない。買うにしても売るにしても、どうなっても大丈夫なように考えています。

―そこで、現在のコンテンツやブランドを磨いて、ラインを増やしていくことが、事業を大きくするということにあたるわけですね。

大澤:そうですね。直営店は減らしたいと思っているんですが、新しいメニューを考えるといったことで残したいというのがありますね。それと、ヨーロッパに集中したいなという考えもあるんです。

―なぜヨーロッパなのでしょう?普通に考えると北米という考えになってくるのかなと思いますが…。

大澤:昔のスタッフの友だちにベルギー人のハーフの人がいて、そのお父さんがこの味をヨーロッパで出したいということになって、フランチャイズで展開したのが最初ですね。現在はドイツに3店舗、オランダに4店舗を展開しています。そこでなぜヨーロッパという話ですが、EUだけでも人口が4億4,520万人でアメリカよりも多いんです。個人年収ランキングでも、日本は24位ですが、上位20カ国の中にEU加盟国だけで11カ国も入っています。

―ヨーロッパはそれだけ魅力的な経済圏であるということですね。

大澤:それと、アメリカには日本食レストランが2万4,000店舗あるにも関わらず、ヨーロッパは1万2,000店舗しかありません。人口や経済圏などを考えても、ヨーロッパであと1万店は出店が求められていると考えられます。しかも日本食レストランがいま1万2,000店舗あるとしても、本物の日本食を出しているわけではありません。おいしい和食が求められているのに、そうでない店の割合が多くなってしまっているんです。値段も高いという問題もあります。
そんな中で、ラーメンは注目度が高くて競合も少ない状態です。居抜きで営業できる場合も多く、初期投資も安くすみます。また、ヨーロッパだとラーメン屋はラーメンだけでなくてもいいんですよ。ラーメンだけでなく焼鳥や刺身を出してもいいですし。アルコールも一緒に楽しんでくれるので、客単価も高くなります。

―ヨーロッパでそれだけ日本食レストランの需要が考えられるとは知りませんでした。

大澤:ただ、アジアやアメリカに比べると、飲食店出店をサポートしてくれるインフラが弱いという現状があります。なので、日本の飲食店経営者がヨーロッパに進出しやすくなるような環境を作れるように、チャレンジしているんです。日本での事業と同じように、ヨーロッパで店を出したいというよりも、みんながヨーロッパで店が出せるように裏方として動きたいという思いがあるんですよ。
グループ会社のひとつでは、プロデュース事業や武一ブランドの展開などをヨーロッパでやっていこうとしています。当面は物件取得やビザ取得のお手伝い、内装デザイン、食材提供などのサポートをやっていく予定です。もうひとつの会社では、ディストリビューターとして日本食の食材を広げていくことを目的としています。

―ヨーロッパは魅力的な地域であるにも関わらず、進出のためのインフラが整っていないのですね。

大澤:だからこそ、すでにヨーロッパに進出している方々と協力して、ヨーロッパに進出しやすい環境を作っていきたいのです。また、ヨーロッパの現地の方々が本物の和食を提供できるような環境も同時に作り、日本食レストランをさらに1万店舗増やすことを実現できればと思っています。

株式会社テイクユーについて

株式会社テイクユーは、鶏白湯ラーメンの「麺屋武一」をはじめとしたラーメン専門店などを展開。企業理念の「新しいラーメン文化を作る」を具現化するために、さまざまな業態を展開するほか、ラーメン店のプロデュース事業や海外事業を行っています。

麺や武一HP:https://ramenpro.com/

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