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飲食店の後継者を育成! 大切な自店を守ってくれる後継ぎの探し方・育て方とは?

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2020年09月02日

飲食店の後継者を育成! 大切な自店を守ってくれる後継ぎの探し方・育て方とは? 画像素材:PIXTA

多くの飲食店経営者を悩ませる後継者不足問題。自店を引き継いでくれる後継者を見つけることは大変かもしれませんが、大切なお店を守るためには、飲食店経営に向いた人材を探し、後継者として育てることが重要です。では、どのようにして後継者を探し、育てていけば良いのでしょうか。ポイントや注意点を解説します。

後継者を探すための4つのポイント

人材不足が叫ばれている飲食業界で、大切な自店を引き継いでくれる後継者をすぐに見つけるのは難しいもの。いくつかのポイントを押さえつつ、後継者候補を探してみましょう。

■タイムリミットを決めて行動を起こそう

「後継者としてふさわしい人材が採用できたら育てよう!」と思っているだけでは、後継者を見つけることは難しいでしょう。社内から候補を探してみたり、後継者に適した人材を新たに採用したりするなど、行動を起こす必要があります。おすすめとしては、半年や一年など期限を決めて後継者探しを実施すること。タイムリミットを設けることで、行動を起こしやすくなります。

■現場と経営の適任者は分けて探そう

調理や接客など、現場スキルが高い優秀なスタッフでも、「経営に関することは苦手」というケースは珍しくありません。優秀なスタッフは頼れる存在ですが、「現場に向いているスタッフ」と「経営に向いているスタッフ」は分けて考えるのが望ましいでしょう。

■社外の人材も視野に入れてみよう

社内のスタッフで後継者候補を見つけるのが難しく、かつ新規採用してもなかなか見つからない場合は、社外に目を向けてみてはいかがでしょうか。同じ飲食業界でいずれ自分の店を持ちたいと考えている人を探したり、異業種の交流会に参加するなど、社外との接点も増やしてみましょう。

「後継者は社内から探さなければならない」という固定概念にとらわれず、多くの人と接点を持つことで、後継者候補と巡り合える可能性が高くなります。

■根気強く探すことが大切

たとえ後継者に適した人材が見つかったとしても、実際に仕事をしてみたら印象が変わった、あるいは本人に継ぐ意思がない、という可能性も。せっかく見つかった後継者候補がダメになってしまったとしても、根気強く探すことが大切です。次の候補へと行動を続けることで、より良い人材と巡り会える可能性が高くなります。

飲食店の後継者を育成! 大切な自店を守ってくれる後継ぎの探し方・育て方とは? 画像素材:PIXTA

頼れる後継者を育てるためのコツは?

後継者の候補が決まったら、実際にお店を引き継いでもらうための育成をスタートしましょう。ここでは、後継者を育てるにあたっての具体的な方法を紹介します。

■引き継ぐ時間をつくり、段階を踏みながら指導する

日々の忙しい業務とは別に、後継者に指導をすることは大変な労力が必要になります。しかし、空いた時間で教えようと考えているとなかなか時間が取れないことも。

後継者を育てる場合は、長期的な目線で考えながら育成するようにしましょう。一年目は調理・接客の通常業務、2年目は売上や管理などの経営面、3年目はメニュー開発などのように区切りをつけて指導するのが望ましいでしょう。

■経営目線の仕事に参加してもらう

飲食店を継ぐにあたって、一番重要になるのが経営の知識や経験です。売上管理やスタッフ管理など、経営に関する仕事にも積極的に参加してもらいましょう。お店の経営状況を知ることで仕事の質も向上し、経営者に近い目線で日常の業務に携わってもらえるようになるでしょう。

■セミナーなどで勉強してもらう

お店の経営状況を伝えることはできても、経営者自身が経営に関する知識が薄かったり、数字が苦手、ということも少なくありません。その場合は、飲食店経営に関するセミナーなどを利用することをおすすめします。経営の専門家によるレクチャーを受けることで、経営に必要な知識を身につけてもらえることでしょう。

後継者を育てるときの注意点

後継者の育成に力を注ぐことはとても大切ですが、注意しておきたいこともいくつかあります。

■ほかのスタッフとの関係に配慮する

後継者候補を決めて育てていくということは、それだけその人物にやってもらう業務が増え、求めるスキルも高くなっていくということ。その場合、必然的にほかのスタッフと給与や待遇面での差が出てきてしまいます。そのことで、他の社員の不満が募ったり、スタッフ同士の関係性が悪化するなどの事態も考えられるでしょう。

しかし、円満に引き継いでもらうためには、後継者候補の方とスタッフの関係を良好にすることも大切です。店の未来のために後継者として育てていることをスタッフに共有し、良い関係性を築けるように配慮しましょう。

■経営者を補佐する人材も検討する

人には得意・不得意があるため、すべてに秀でた経営者を育て上げることは困難です。後継者が苦手とする分野があれば、それをカバーできるような補佐役を育てることも考えましょう。サポートしてもらいながら仕事をすることで、苦手な仕事も少しずつできるようになるほか、補佐役にも責任感が生まれ、連携して経営に携わってくれるようになる可能性も。

まずは見つけるために行動を起こすこと、そして後継者候補を見つけたら、その人に合わせた育て方をすることが大切。ただし、それでも人材不足の飲食業界では後継者にふさわしい人が見つからない、育たないというケースも少なくありません。その場合には第三者に経営を売却・譲渡するM&Aという手段もあります。なかなか自店にぴったりの人材を見つけられない場合は、M&Aを検討してみるのもおすすめです。

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