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拡大する中食市場のトレンド事情とは? 話題の中食事業や参入する際の注意点も解説

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2020年10月30日

拡大する中食市場のトレンド事情とは? 話題の中食事業や参入する際の注意点も解説 画像素材:PIXTA

ここ数年、成長を続けている中食市場。コロナ禍の今、さらなる伸びを見せており、「これから中食事業に参入したい」と考える飲食店経営者は少なくないでしょう。そこで今回は、気になる現在の中食トレンド事情や話題のサービスを紹介。見えてきた中食の課題も含めて解説します。

コロナ禍を機に、中食のメリットが浸透

中食とは「調理された食品を購入して家で食べること」をいいます。惣菜やお弁当以外にも、デリバリーやテイクアウト、冷凍食品など、中食に分類できる商品は数多くあります。

共働き世帯や単身世帯が増加し、時短や手のかからない食事へのニーズが高まったことから中食市場は徐々に盛り上がり始めました。その後、2019年10月の消費税増税に伴い軽減税率が導入されたことで市場は拡大。そして今、コロナ禍で需要をさらに高めています。

外出を自粛するために中食を選ぶ人が増え、さらに「便利」「外食の気分が楽しめる」といった理由から、ますます需要が増加。この需要の高まりを受け、飲食店側もより味やサービスを工夫するようになり、付加価値のある中食が一気に増えました。

現在、中食を「在宅勤務時の昼食にする」「日々のちょっとしたご褒美にする」「自宅で迎える記念日やハレの日の食事に選ぶ」など、中食を内食・外食と並ぶ選択肢にする人が多くいます。

さらに、来年2021年は東京オリンピック・パラリンピックを始め、いくつかのスポーツの世界大会が予定されています。家でテレビ観戦をすることが増えれば、中食の機会も増えると見込まれているからです。これから、中食市場はさらに拡大していくと考えられます。

拡大する中食市場のトレンド事情とは? 話題の中食事業や参入する際の注意点も解説 画像素材:PIXTA

今、どんな中食が求められているの?

では、具体的にどんな中食が求められているのでしょうか。好調の中食関連企業や話題の中食事業の事例を見ていきましょう。

■串カツ田中HD子会社によるフードコート店舗

串カツ田中を運営する株式会社串カツ田中ホールディングスの子会社である株式会社セカンドアローは、2020年9月に『鳥と卵の専門店 鳥玉』を神奈川県内にあるショッピングモールのフードコート内にオープンしました。

特徴は、朝・昼・晩のどのシーンでも老若男女に選ばれる卵料理・鳥料理を看板としていること。そして、契約養鶏場直送の卵を含め、全メニューがテイクアウト可能なことです。プロの味の卵料理・鳥料理がフードコートで買えるとあり、普段使いする顧客が増えると予想できます。

■三光マーケティングフーズのお弁当・ケータリング事業

『金の蔵』『東京チカラめし』などを展開している三光マーケティングフーズは、人材と遊休施設を活かそうと、お弁当とケータリング販売をはじめました。

最大の特徴は、中食事業のノウハウを確立しているスターフェスティバル株式会社と提携し、お弁当の販路を得て事業に参入したことです。販路開拓を課題とする業者は少なくありません。事業開始時から順調に売上が立てばスタッフのモチベーションにもつながるため、良い循環が起きると期待できます。

■幸楽苑HDによるデリバリー、ドライブスルー店舗の拡充

幸楽苑ホールディングスは、ラーメンチェーン『幸楽苑』でのイートイン以外の売上を強化すべく、デリバリーとドライブルーに対応できる店舗を拡充しています。デリバリーサービス業者と実験を重ねるなどして、出来立ての美味しさを提供することにこだわっています。

福島県と宮城県では、法人顧客を対象に自社でのデリバリーサービスも開始しました。大口注文が予想される法人顧客に限定することで、配送コストを抑える狙いがあると考えられます

■ロイヤルHDの家庭向けフローズンミール

『ロイヤルホスト』などを運営するロイヤルホールディングスは、2019年12月から家庭向けフローズンミール「ロイヤルデリ」を展開しています。コロナ禍の中食需要の高まりをうけ、コンセプトを「シェフが手鍋でつくる温かな味」から、シェフが作る味というテーマはそのままに、新たに「世界各国の料理を楽しめるフローズンミール」へとリブランディング。イタリア料理やアジア料理など、世界の味を取り揃えています。

これから中食事業を始めるなら、何に気を付けるべき?

好調な中食事業が増える一方で、課題もわかってきました。新たに中食事業を始める場合は、この課題と向き合いながら事業開発を行うことが求められます。

まず、気を付けたいのが「健康面」。中食は保存性を高める、冷めてもおいしい味付けに配慮するといった性質から、味が濃い、油をしっかりと使う商品も少なくありません。継続して食べることで、生活習慣病など、健康面に影響があるのではと気にする消費者が出てきました。長期的・定期的に選ばれる中食になるためには、健康への配慮がポイントになりそうです。

また、テイクアウトした際のプラスチック容器ごみの増加を指摘する声が挙がっています。若い層を中心に環境に優しい商品を選ぶ「エシカル消費」への意識が高まる今、中食を提供する際の容器にも気を配ることが重要になるといえます。

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