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飲食店のサブスクリプションモデル最新事例4選。『牛角』もサービス開始!

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写真はイメージ。画像素材:PIXTA

飲食店で増えつつある定額制サービス(サブスクリプションサービス)。カフェが実施しているコーヒーの定額制サービスをはじめ、居酒屋やラーメン店などあらゆる業態で提供されるようになってきた。また最近は、複数店の定額制サービスを利用できるプラットフォームも続々登場。まさに2019年は、外食業界の「サブスクリプション元年」とも言える年となった。

ここでは、最新の定額制サービスの事例をいくつか紹介。これから導入を検討する店舗はぜひ参考にしてみてほしい。

■飲み放題・食べ放題をお得に楽しめる定額制サービス/レインズインターナショナル
焼肉店『牛角』などを運営する外食大手のレインズインターナショナルが、定額制の飲み放題・食べ放題を開始した。まずは、『牛角』『しゃぶしゃぶ温野菜』『居酒家 土間土間』『かまどか』『ぶっちぎり酒場』の5ブランド、11店で導入。サブスクポータルサイト「モンスターパス」で“お得定期券”を発売する。

月額料やサービス内容は店舗によって異なる。『牛角』(三軒茶屋店、赤坂店)では、1日1回、3,828円の食べ放題コースを1,914円で利用できる定期券を月額3,300円で販売。加えて、1日1回、1,628円のアルコール類飲み放題を利用できる定期券を月額1,628円で販売する。状況を見ながら順次、ほかの店舗や地域へも展開していくという。

写真はイメージ。画像素材:PIXTA

■常連客の心を満たす「一生飲み放題」/焼肉くらべこ
大阪府狭山市の焼肉店『焼肉くらべこ』では、ディナー利用時に一生飲み放題になる「くらべこVIP」を10,000円で販売(先着500名限定)。また飲み放題のほかに、予約座席の指定や予約優先(VIP専用座席を確保)、ディナータイムの来店ごとに「キムチ盛り合わせ」を1皿サービスするなどの特典も。

■複数の定額制サービスで選ぶ楽しさを演出/『HEALTHY SPICY DINING IZUMITEI』
門前仲町のダイニングバー『HEALTHY SPICY DINING IZUMITEI』は、カレーをはじめ、スパイスの効いた料理やワインを提供するダイニングバー。お得なランチバイキングなどが評判となっている。同店でも定額制サービスを提供しており、1日1回カレーが食べられる「ランチカレー・コース」は月額3,800円。1日1回骨付き鶏モモ肉のトッピング付きDXスパイスカレーが食べられる「DELUXEカレー・コース」を月額4,800円で提供している。

写真はイメージ。画像素材:PIXTA

■女性客に最適な“Sサイズパスタ”もサブスク採用/「フォークダンス」
もちもちの生パスタや自家製ソースで評判のパスタ専門店、新小岩『フォークダンス』では、デミグラスソースかトマトソース、どちらかのパスタを1日1回食べられる定額制サービスを開始。期間は1か月と2週間の2種類。それぞれパスタのサイズをSサイズとMサイズから選べる。価格は、2週間・Sサイズが3,800円、2週間・Mサイズが4,300円、1か月・Sサイズが7,400円、1か月・Mサイズ8,400円となっている。

サブスクリプションモデルは、毎月一定の売上を確保できるのがメリット。導入コストはほぼ掛からず、個人店であればメニューや期間も柔軟に設定できるので、上手に利用すれば月による売上の変動をカバーできる。集客施策の大きな武器として、今後も外食業界で広がっていきそうだ。

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若松真美

ライター: 若松真美

ライフスタイルや旅行に関する女性向けWebメディアで編集者を経験後、現在はフード、トラベル、日本文化などの分野で執筆するライター。蕎麦屋酒と浮世絵を愛する。週末は東京下町を中心に酒場巡りや町歩きを楽しんでいる。