名は渋く、視覚にモダンな『本田商店 中目黒』。自分がやりたいことで勝負する店づくり
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「正解がないからこそ、やりたいことをしたい」と中目黒に新店を開業
その後、マーケティングの観点から都心部での出店を考え始めた髙山氏。渋谷や新宿、恵比寿などさまざまなエリアの物件を探していく中で、イニシャルコストをなるべく抑えられる駅から少し離れた坪家賃2.9万円の中目黒の物件にたどり着く。
新店では、大学時代の同級生であるモダン浮世絵アーティストのむとうりゅうすけ氏とのコラボレーションを考えていた髙山氏。デザインについてはringsがフランチャイズ経営をしている船橋の『THE Public Stand』の内装を手がけたスーパーマニアックに依頼し、デザインコンセプトをブラッシュアップしていった。
画像を見るインダストリアルな雰囲気にLEDネオンやカラービニル暖簾、モダン浮世絵アートを融合させた内観は、若者をターゲットにしたデザインかと思いきや「自分がやりたいことをしただけです」と髙山氏。「飲食店経営に求められるのは極論、社会的評価=利益です。しかし利益だけを追求すると、段々コンセプトも事業も軸がわからなくなってくる。コロナ禍を経験し、創業時の初心に立ち返り、後悔しないように自分のやりたいことで勝負したいと考えました」と明かす。
料理やドリンクに関しては、基本的に従来の『焼鳥酒場 本田商店』の人気メニューをそのままスライドし、ブラッシュアップした。とはいえこの店だけのメニューも作りたいと、オリジナルサワーを新たにラインナップさせている。
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