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わずか14坪で月商600万円を達成。『ビストロカリテプリ』の「コスパ戦略」をひも解く

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『Bistro Qualite Prix』店頭に立つオーナーの遠藤晃治氏

東京有数のビジネス街として名を馳せる大門・浜松町エリア。大通りから一本路地に入った閑静なエリアに連日満席の繁盛店がある。2018年7月にオープンした『Bistro Qualite Prix(ビストロカリテプリ)』だ。フランス語で「品質も良く価格も良い」という意味を冠した店名の通り、コストパフォーマンスの高さから大門・浜松町近辺のオフィスワーカーや近隣住民たちから支持を得ている。

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フードは280円からとリーズナブルな価格設定ながら月商600万円超え

例えばアラカルトのフードは280円から。メイン料理も999円からで、中心価格帯は1,199〜1,399円となっている。高級食材を使用した「フォアグラのキャラメリゼ」は999円、贅沢食材をふんだんに使用したバスタの「黒トリュフと雲丹の濃厚クリームソース」は1,399円と破格だ。

アルコールはグラスワイン380円からで、ボトルは1,980円とこちらもリーズナブル。グラスシャンパンに至っては「グーウェアンリ シャンパーニュ」が699円という東京随一の安さを誇る。

さらにディナーコースは2名から予約可能。平日限定の乾杯スパークリングワインつき全5品のコースが3,000円、生ビールやスパークリングワインなど豊富なドリンク飲み放題が120分ついたコースも、全9品3,980円から展開。オフィスワーカーたちの宴会利用だけでなく、デート利用も盛り込むようメニューを設計している。

店舗はワインレッドとイエローを基調にしたおしゃれなデザインだが、じつはすし店の居抜き。以前は14席ほどだったという席数も、ホールを拡張し、14.4坪で25席を確保した。現在はディナーの客単価3,000〜4,000円で、月商約600万円。12月などの繁忙期は月商800万円ほどを叩き出している。

焼いたフォアグラをブラウンシュガーでキャラメリゼし、フルーツとレモンソースを合わせた贅沢な一品

Live Create時代の経験をもとに、コスパの高さを追求

大門・浜松町エリアの中では人通りの少ない路地裏に位置するが「ここでならやれる」と出店を即決したと言うのがオーナーの遠藤晃治氏。

「同じ通りに『オ デリス ド ドディーヌ』というビストロがあるのですが、そこのオーナーとうちの立ち上げメンバーでもある安部大吾が知り合いだったので、オープン前にお手伝いさせていただきました。そしたら連日満席で2週間先まで予約が埋まっている状態。実力のある洋食屋が求められていること、Live Create時代から会社の宴会を取り込むのを得意としていたので、オフィス街である浜松町・大門エリアなら勝機があると感じたんです」

遠藤氏は高校時代のアルバイト経験で飲食の仕事の楽しさに目覚め、『日比谷バー』でバーテンダーとして活躍。

「『日比谷バー』はメーカーとのコラボが多かったのでメーカーとの付き合い方を学べました。あと労働環境や研修制度が充実していたので働きやすい職場づくりについても知ることができましたね」

その後グローバルダイニングが手がける『ラ・ボエム』へ入り、ここでLive Create創業メンバーとなる髙瀬篤志氏と齋藤慎之助氏に出会う。『ラ・ボエム』では店長として活躍したあと、髙瀬氏から誘いを受けLive Createへ入り、イタリアンバルの『Ajito(アジト)』でマネージャーを務めた。

「東京一コストパフォーマンスの高いイタリアンバルを標榜する『Ajito』でマネージャーを経験したことが、今の仕事に活きています。コスパの高さはお客様の満足度に直結するということを実感し、自分でお店をやる際もコスパを追求したいと考えました」

そして2018年7月、遠藤氏が32歳のときに『日比谷バー』時代に同僚だった安部氏と、青山のフレンチレストランで出会ったシェフの清水康之氏とこの店をオープンさせた。遠藤氏が会社としての営業活動や全体の管理を担当し、安倍氏が現場を監督しながら、清水氏が料理を担当するという分担だ。

ちなみに清水氏はフランス・パリの星付きレストラン『Violon D'Ingres』で修業した人物。『Bistro Qualite Prix』がお客から人気を集める理由は安さだけではなさそうだ。

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中森りほ

About 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経てフリーライターに。フードアナリストの資格を持ち、現在マガジンハウス『Hanako.tokyo』や徳間書店『食楽web』、ぐるなび『dressing』、日経『大人のレストランガイド』などで飲食店取材記事や食のエッセイを執筆中。