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混雑時のテーブル会計もスムーズ。『ミッケラー トウキョウ』が選ぶコードレス決済とは

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ドリンク提供と会計を兼ねたカウンター周りを、クリーンな雰囲気に保つ『Mikkeller Tokyo』

コロナ禍を経て飲食店により一層求められるようになったのは、中食では得られない、外食ならではの特別体験だろう。といっても、それは決して大げさなことではなく、その店でしか味わえない料理やドリンクを、こだわりの空間でゆっくり堪能することや、飲食に精通したスタッフ、お客同士のコミュニケーションを楽しむといったことだ。

そんな外食の楽しみを求め、国籍や性別問わず幅広い人々が集うのが、デンマーク発のビールメーカーが2017年に渋谷の宇田川町から移転オープンさせた『Mikkeller Tokyo(ミッケラー トウキョウ)』。大人でディープなイメージのある渋谷道玄坂の百軒店エリアにありながら、週末の夜には若者を中心に多くの人々が軒先まであふれ、ポップで陽気な雰囲気を街全体に伝播させている。

道玄坂から一本入った百軒店にあり、ラブホテル、千代田稲荷神社に隣接したレモンイエローの建物が『Mikkeller Tokyo』

縁側席やオリジナルのインテリアが居心地の良い雰囲気を醸す

『Mikkeller Tokyo』は、ミッケル・ボルグ氏によってデンマークの首都・コペンハーゲンで2006年に誕生したクラフトビールメーカー「Mikkeller(ミッケラー)」が展開するビアバーの日本1号店。自前の醸造設備を持たないファントムブルワリーである「Mikkeller」は、10年間で1,000以上の独自のレシピを作り上げ、世界各地の醸造家や有名レストランとのコラボレーションにより、革新的なビールの数々を生み出してきた。

コペンハーゲン、ベルギー、ノルウェー、アメリカなど世界各地で醸造したビールが常時20種類オンタップ

『Mikkeller Tokyo』ではそんな自社ブランドのビールや他社のビールも合わせ、常時20種類をラインナップ。コーヒーのロースト感が特徴的なインペリアルスタウトは、「Mikkeller」の名を一躍有名にした。その他、フルーティーで軽やかな味わいのHazy IPAなど、さまざまなタイプのビールが揃う。

1階はバーカウンターや縁側席、スタンディングテーブルがあり、2階は着席メインのフロアになっている

ビール愛好家も納得の品揃えだが、「店にはビール好きだけが集まるわけではない」と店舗オーナーのハミルトン・シールズ氏は話す。10年前にデンマーク本店を作る際、「男性客が集うアイリッシュパブのような雰囲気ではなく、女性もエンジョイできる店にしたい」と考えていた「Mikkeller」。『Mikkeller Tokyo』を作る際もそのコンセプトを踏襲し、いわゆる「ビールオタク」でなくても入りやすい、間口の広い店作りを心がけたという。

ビールグラスやラベルのイラスト「ヘンリー&サリー」などは、アーティストのキース・ショア氏が手がけている

「自分時間をエンジョイできる場を作りたい」。誰もがくつろげる空間を提供

『Mikkeller Tokyo』の照明や家具は、オリジナルで製作されたものだ。1階席の大きな窓は、開け放つことで縁側のように利用できる。店頭・店内には草木や花々を飾り、アーティストのキース・ショア氏が手がけたポップなイラストをディスプレイ。このカジュアルながら洒落た雰囲気が、人々の自然なコミュニケーションを促すのかもしれない。

ハミルトン氏いわく、「接客に関しては、自然発酵で造るランビックビールのようなサービスを目指している」とのこと。どんな味になるかわからない、いろいろな発酵条件が合わさることで面白い味が生まれるランビックビールのように、人や物の良い相乗効果を楽しみながら、面白いお店を作りたいと考えているようだ。

そんなハミルトン氏に「どんな店であり続けたいか」と尋ねると「自分時間をエンジョイできる場」という答えが返ってきた。

「日本はどうしても、会社の上司や取引先の人などと付き合いで飲みに行く文化が根強いと感じます。日本人には、もっと『自分の時間』が必要だと思うんです。今は時代も変わってきていて、プライベートを楽しむ意識も高まってきていますよね。『Mikkeller Tokyo』はそういう人のためのお店でありたいと思っています」

「ワインやカクテルと違い、クラフトビールならパーティーみたいな雰囲気が作れる」と語るハミルトン氏

決済端末には店の雰囲気を損なわず、スムーズなタッチ決済が叶う「Square」を導入

当然ながら、お客に自分時間を楽しんでもらうためには、心地良い空間とサービスを提供する必要がある。

「レジ周りがシンプルで綺麗だと、店の雰囲気も良くなりますし、お客様だけでなく毎日目にするスタッフも気持ち良く働ける。だから決済端末には、デザインがシンプルな『Square(スクエア) リーダー』を使っています」

とハミルトン氏。確かに、インテリアに馴染むコンパクトなデザインの『Square リーダー』は無骨さがなく洗練されていて、カウンターに置いていても店のスタイリッシュな雰囲気を損なうことがない。

『Mikkeller Tokyo』の『Square リーダー』には「ヘンリー&サリー」のステッカーが貼られており、決済端末というより同社ブランドのグッズのようだ

『Square リーダー』は、手持ちのスマートフォンやタブレットに接続するだけでキャッシュレス決済に対応できる、シンプルな決済端末だ。日本で普及しているICチップ付きクレジットカードでの決済はもちろん、対応マークのあるクレジットカードでのタッチ決済や、Suica・PASMOなどの交通系電子マネー(PiTaPaを除く)、iD、QUICPayにも対応。注文ごとに会計を行うキャッシュオンスタイルの『Mikkeller Tokyo』にとって、非接触かつスムーズなタッチ決済はなくてはならないシステムといえる。

「『Square』の決済システムは誰でも簡単に操作できるため、新しいスタッフも勤務初日から問題なく使ってくれている」とハミルトン氏が語る通り、人を選ばない操作性の高さも魅力のひとつだ。例えば、常に20種類近くをラインナップしているビールも、黒板に書かれたメニュー番号をそのままPOSに登録しているため、画面を数タップするだけで会計が完了する。

『Mikkeller Tokyo』では顧客が必ず目にするレジ周りもシンプルにまとめるなど、一貫した店作りの美学が感じられる

また、基本的には、カウンターに設置した『Square リーダー』で注文を取っている『Mikkeller Tokyo』だが、混雑状況によっては、『Square ターミナル』という機種も活用しているという。『Square ターミナル』は、端末一つで会計から決済、レシート印字までできるうえ、携帯性の高いコードレスタイプなので、テーブル会計にも応じやすい特徴がある。

「『Mikkeller Tokyo 神田店』では、忙しくなると『Square ターミナル』を持って、3階席のお客様のオーダーと会計を行っています。また先日、静岡のブルワリーでキャッシュレスの出店イベントをしたのですが、その際にも活用しました。持ち運びやすいサイズの端末に、必要な会計機能が集約されているので重宝しています」

POSレジ、ネットショップ作成機能、請求書機能、リンク決済機能、スタッフ管理機能なども無料でありがたいと話す

ランニングコストは決済手数料のみ。ネットショップの開設なども追加料金不要

シンプルなのはデザインだけではない。「Square」の決済システムは、本体価格(『Square リーダー』税込7,980円、『Square ターミナル』税込46,980円)以外の初期費用がかからないのだ。さらに登録手数料や長期契約、月額固定費も不要で、導入後のコストは決済時にかかる決済手数料のみ。また、最短で翌営業日には入金されるという入金サイクルのはやさも、資金繰りに悩む飲食店にとって大きな魅力だろう。

黒板に書いてあるメニュー番号を商品名として登録しているので、簡単&直感的に操作ができる

■無料のアカウントひとつで多機能を使用可能
さらにお店でのキャッシュレス決済のほか、POSレジと連携させた売上管理機能、電子レシートの発行、スタッフの管理、ネットショップの開設、クラウド請求書の発行など、「Square」のアカウントがあればこれらの機能を無料で、自由に組み合わせて使うことができる。ちなみに「Mikkeller」の各店舗では、Squareアカウントでネットショップを作成し、ビールやオリジナルグッズなどの販売を行っているが、新店舗のオープニングイベントの際は、人数管理を目的とした無料チケットの販売にも活用したそう。

「サービスの提供会社によっては無料チケットの販売でも高い手数料を取られる場合がある。『Square』なら無料で作成できるネットショップを通じ、決済手数料だけでチケット販売ができるのでありがたいです」

壁にディスプレイされている絵もアーティストのキース・ショア氏が手がけた

アフターコロナの経営戦略に欠かせない「Square」

お客に楽しんでもらうための店作りを徹底し、現在も多くの人で賑わう『Mikkeller Tokyo』。店の雰囲気に寄り添う形で存在する「Square」も、ただの決済端末としてだけでなく、POSと連携した管理機能やネットショップ作成機能など、アフターコロナの経営戦略に欠かせないサービスを担っている。カジュアルでハッピーな空間を「持続可能なエンターテインメント」として提供する上で、こうしたサービスは今後ますます必須になってくるだろう。

■「Square」の決済サービスについて詳しい情報はこちら

『Mikkeller Tokyo』
住所/東京都渋谷区道玄坂2-19-11 中村ビル1F
電話番号/03-6427-0793
営業時間/月~木15:00~24:30(L.O.24:00)、金15:00~翌1:30(L.O.1:00)、土12:00~翌1:30(L.O.1:00)、日・祝12:00~24:30(L.O.24:00)
定休日/無休
席数/12

[提供] Square株式会社

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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