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「飲む・食べる・買う」を満たす三軒茶屋『NUPURI』。ワインを起点とした3業態の一体化

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現在メニューはアラカルトのみだが、事前に要望があればコースにも対応

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“ギャップ”がシーンを選ばない店使いを可能に。一方で客との距離は、常に近く

だがこの“ギャップ”こそが、ひとことでワイン好きといっても「客ごとに異なるニーズ」に寄り添うスタイルをつくり上げている。サクッと一杯で帰ることもできれば、誰かを連れて賑やかに飲みに来ることも、カウンター越しに小淵氏と話しながら伊藤氏イチオシのワインをゆっくり楽しむことも可能だからだ。

現在はスタンドエリアにテーブルを設置。より多様な過ごし方が可能に

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「もともとレストランエリアにおいても、かしこまらず、距離の近い接客を大切にしていました。『NUPURI』が人のつながりで生まれたように、私は飲食店の魅力はやっぱり、人だと思っています。『誰かがいるから行く』。そんな輪をここでもつくっていけたら」(伊藤氏)

「いいワインと料理でお迎えしつつ、僕らもお客様と楽しく話したい。ワイン好きの人が、わざわざ、でもつい寄りたくなる場所にしたいですね」(小淵氏)

3業態とも営業時間は24時まで。コロナ禍や働き改革を経て、深夜までワインが飲める専門店が減ってしまったなか、遅い時間にワインを楽しみたい人たちの受け皿としても一役買っているようだ。ナチュール好きが思い思いに集まる『NUPURI』。飲食と物販の一体化という、新たな可能性を秘めた同店の今後の展開に注目したい。

カウンタースタイルも客との距離を縮めるため。「上質なデザインだけど僕らは至ってフランク。重要な記念日の予約はこちらが緊張します(笑)」(小淵氏)

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『NUPURI』
住所/東京都世田谷区三軒茶屋1-9-9
電話番号/080-7937-4906
営業時間/15:00〜24:00(レストランは18:00〜)
定休日/なし
席数/レストラン:16席、スタンド:立ち飲み+2テーブル
坪数/約30坪

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山本愛理

ライター: 山本愛理

フリーライター・エディター。WEBを中心に食にまつわる記事を執筆。 昔ながらの喫茶店から星付きレストランまで、美味しいものを通して幸せな時間を提供してくれる人の声と熱を届けるのが好き。空いた時間はもっぱらカフェ巡り。