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月商300万円の代官山『Choi.s』が切り拓く、中華×クラフトビールの可能性

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前川氏がクラフトビール好きになるきっかけとなった『West Coast Brewing』の「スターウォッチャー」(500ml 2,000円)

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長年温めてきた「中華×クラフトビール」の構想

前川氏が修業時代から考えていた構想が、クラフトビールを打ち出した中華酒場だ。

「流行りのナチュラルワインも好きでしたが、すでに有名店が多いですしそれほど知識もないので、勝負はできないなと感じていました。そんな時、私の故郷・静岡の『West Coast Brewing』のクラフトビールを飲んで衝撃を受けたんです。こんなにおいしいクラフトビールがあるなら、これを売りにした店をやろうと思いました。そもそも町中華といえばビールが定番で、中華料理に合わないわけがないですから」

個性的なタイプが多いクラフトビールは、スパイスが効いた味わいの強い中華料理にも負けず、相性が良い。その中でも自身の料理にマッチしやすい、ホップの風味がしっかりしたものを中心にピックアップしているという。品ぞろえは国産に特化。前川氏のお気に入りの『West Coast Brewing』、食事に合わせやすい『京都醸造』、人気が高まっている個性派の『ひみつビール』など全国各地のブリュワリーから、常時20〜30種類を1,300円〜ラインナップしている。

「本当はビールサーバーを入れてタップから注ぐようにしたかったんですが、サーバー専用の冷蔵庫が設置できなかったので諦めました」と前川氏。クラフトビールはポップなデザインで目でも楽しめるものが多く、瓶よりもかさばらないという理由で、缶でそろえている。

クラフトビール以外のドリンクは焼酎やウイスキー、サワー類など幅広く用意。「ワインは思っていたより出なかった」とボトルのみそろえる

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難波美枝

ライター: 難波美枝

ライター・エディター。プロ向けのフランス料理専門誌の編集部におよそ10年在籍した後、フリーランスに。料理雑誌やワイン専門誌、Webなどで星つきレストランからビストロ、バルまで、幅広く取材。