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メルペイ導入で「客単価アップ」と「人件費削減」が実現。繁盛バーのスマホ決済活用術

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六本木の人気バー『awabar』ではスマホ決済「メルペイ」を導入。客単価アップに貢献している

消費税増税の前後でこれまで以上に導入が進んだ、スマホ決済をはじめとする飲食店のキャッシュレス決済。現金払いのような煩わしさがなく、スムーズに支払いができるのはもちろんのこと、国が消費者に対しポイント還元キャンペーンを実施していることもあり急激な広がりを見せている。

しかし、スマホ決済だけでもかなりの種類があり、利用客以上に店側も困惑しているのが実情。一体、何を導入したらいいのか分からないという店も多いはずだ。そんな中、人気のフリマアプリ「メルカリ」と連携したスマホ決済サービス「メルペイ」が、利用者数600万人を超え、着実にそのシェアを伸ばしつつある。

そこで今回は、実際にメルペイを導入し、お客からも好評を得ているという六本木の『awabar(アワバー)』を取材。導入に至る経緯から、メルペイを選んだ理由、幅広いメリットまで話を伺った。

メルペイってどんなサービス?

そもそも、メルペイとはどのようなスマホ決済サービスなのか、簡単におさらいしておきたい。先述したように、メルペイはフリマアプリ「メルカリ」を使った決済サービス。QRコード決済のほか、電子マネー「iD」による非接触型決済にも対応している。

メルペイのほかにはない最大の魅力は、メルカリ上の取り引きで得た「売上金」を支払いに使える(※1)という点だろう。また、支払い用の銀行口座を登録することで、銀行からのチャージ(入金)が可能になる上、使った分だけ翌月にまとめて支払いを行う「メルペイスマート払い」なども利用できる。

2019年11月時点での決済対応加盟店は、導入予定も含めて170万か所(「iD」決済対応90万か所、コード決済対応80万か所)、利用者数は600万人に及んでおり、今後も順調に増加していくものと見られる。

じつに様々な場所で見かけるようになった、店舗用QRコードのPOP

「スムーズで確かな会計」は、店にとってもお客にとってもメリットしかない

そんなメルペイの導入店として今回取材したのは、六本木にある泡モノ専門の人気スタンディングバー『awabar』。スパークリングワインをはじめ、各国のビールやハイボールなども取り揃えられたカジュアルな空間だ。

「『awabar』を立ち上げたのは、さくらインターネットやメルカリなどで活躍されている小笠原 治さんです。当初は小笠原さんの思いから、『IT業界の方々が集うバー』というコンセプトで、2010年にオープンしました。今でも、ビジネスパートナーの出会いの場として、横のつながりを求めて来られる起業家のお客様は多いですね」

スタッフの江崎沙知子さん。後ろにはたくさんの企業ロゴステッカーが貼られている

そう話してくれたのは、スタッフの江崎沙知子さん。カウンター内の壁には、お客たち自身が貼っていくという企業ロゴのステッカーが所狭しとひしめき合っており、普段の活気を垣間見るよう。いずれも名高い企業名ばかりだ。

近年はIT業界以外の様々な職種の方や、ショッピングの帰りにふと立ち寄るような女性客などもだいぶ増えてきたそうで、金曜日の夜などは40~50人ほどが来店し、出入口の外までお客で賑わうこともあるという。そんな『awabar』がスマホ決済を導入したのは、ごく自然な流れだったようだ。

会計の手間が省けたことで、平日はスタッフ一人でも回せるように

「現金払いが主流だった頃、繁忙時の会計対応にかかるロスタイムが大きな課題でした。やはりミスも起こりやすいので、レジ締め後に金額が合わないなんてこともありましたね。その点メルペイなら、お客様自身のスマホ上で支払いまで済ませてもらえるから、本当にありがたい。こちらからは『金額のご提示のみお願いします』とお声がけしておき、最後に支払いの完了画面だけ見せていただいています。以前はドリンクを注文されるお客様に付きっきりになっていましたが、今は作業しながら対応できるので、とても効率的なんです」

『awabar』では、お客とのコミュニケーションを最も大切にしているという江崎さん。会計にかかる手間が減った分、そうした会話もより充実したものになるはずだ。さらに、現金による支払いが減ったことでレジ金のずれも発生しにくくなったため、平日はスタッフ一人でも対応できるようになったそう。人件費の削減に、メルペイが具体的に貢献していることがわかる。

決済方法は「お客さま読み取り式」を採用。客自身がアプリを通じてQRコードを読み取り、金額を入力。支払いをタップして、決定した画面を提示してもらう

キャッシュオンデリバリーの店舗と、メルペイの相性は最強

ちなみに、『awabar』はキャッシュオンデリバリー制のスタンディングバーだ。つまり一杯オーダーするたびに会計が必要になるわけだが、その際、わざわざ財布を取り出し、小銭を計算しつつ支払うよりは、メルペイで済ませた方が断然スマートであることは言うまでもない。

「お財布はバッグの中などに入れている方が多いですが、スマホって大体皆さんテーブルの上に出しているか、服のポケットなどに入れてらっしゃるんですよね。だからメルペイを利用されていれば『もう一杯飲もう』と思ったとき、そのテンションを継続したまま、片手でサッとスマホを取り出してすぐに支払うことができる。確かにお酒を楽しんでいる際、バッグからわざわざ財布を出すのは何かと億劫ですから、キャッシュオンデリバリーのシステムとメルペイはとても親和性が高いと思います」

この手軽さは、潜在的なオーダーを確実に逃さないという意味で非常に価値のあるものだ。とはいえ正直ここまでは、多くの一般的なスマホ決済に共通するメリットでもある。そこで今度は「なぜメルペイなのか」、大きな決め手となった理由についてさらに伺った。

「メルカリのユーザー層だと認識していなかった50代ぐらいの男性も、メルペイをよく利用しています。利用者の幅も広がりつつありますね」

メルペイ最大の強みであるメルカリの売上金利用で、客単価アップも

「単純にすごいなと思ったのは、何といってもメルカリ上の売上金を支払いに利用できるという特徴ですね。あとは、メルペイスマート払いができるところ。残高を気にしなくてもいいというのは、やはり便利だと思います」

売上金を手持ちのお金として利用できる点は、フリマアプリと連携しているメルペイならではの醍醐味と言えるだろう。江崎さんは続ける。

「私自身もメルカリユーザーなのでよくわかるのですが、本来捨てるはずだった物が売れたというところで、どこか『浮いたお金』というか、消費しやすい感覚があるのかもしれません。実際、お一人あたり1~2杯は、平均より多くオーダーを頂くようになりました」

操作の手軽さに加え、ふと得られた臨時収入のような「売上金」は、購買に対する心理的ハードルを下げ、客単価を上げる要因の一つにもなっているようだ。少しでもオーダーを促したい店側にとって、これは非常に嬉しいポイントと言えるだろう。

お客が注文しやすいように、QRコードのPOPは店内の様々な場所に設置している

導入のしやすさも大きな魅力に

メルペイは初期費用や固定費が一切かからず、またスマホさえあれば特別な端末機も不要なので、比較的スムーズな導入が見込める。セットアップは申し込み後に送付されるスターターキットで行うが、江崎さん曰く「5分ほどで簡単に設定できた」とのこと。これなら、忙しい店舗でも気軽に始めやすいのではないだろうか。

また、今なら通常1.5%の決済手数料が0%になる上、毎月のメルペイ決済金額の5%がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中(※2)。キャンペーン自体は2020年6月30日までだが、対象となるのは、2020年3月31日までに加盟店登録の申込みを完了した店舗のみということなので、導入を検討中の方は早めに手続きを済ませておこう。

メルペイをはじめとしたスマホ決済は、今後も様々なキャンペーンが実施されると予想される。こうした取り組みを店舗単位でもうまくアピールすることで、確かな集客にもつなげていきたいものだ。

(※1)売上金を「メルペイ」で利用するには、所定の設定またはポイント購入をする必要がある。

(※2)1店舗あたりの上限は「3,000円/月」。メルペイが付与するキャッシュバック金額の総額が10億円に到達した時点でキャンペーンは終了するが、キャッシュバック終了後も決済手数料0%はキャンペーン期間中継続する。メルペイが提供する「店舗用アプリ」または「お客さま読み取り式」でのメルペイ「コード払い」を導入しているすべての加盟店が対象となる。

店内の壁には名だたるIT企業のロゴがずらり

『awabar』
住所/東京都港区六本木4-10-11 小田切ビル1F
電話番号/03-6804-5739
営業時間/月~金18:00~27:00、土18:00~24:00
定休日/日曜・祝日
席数/30(スタンディング)

■「メルペイ」のお申し込み・導入相談はこちらから

[提供]株式会社メルペイ

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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