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神出鬼没の話題店『Bar Straw』が創る、新たな“ノンアル”カルチャーとは?

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店を切り盛りする赤坂真知さん

ここ数年、耳にする機会が増えた「ノンアルコールカクテル」や「モクテル」という言葉。メニューに取り入れているバーやレストランも増えつつある。

そんな中、本格的なノンアルコールドリンクを提供する店として注目を集めているのが『Bar Straw(バーストロー)』。固定店舗を持たず、神出鬼没に営業するバーだ。現在は、渋谷PARCOの1階にある花屋『THE LITTLE BAR OF FLOWERS』で毎週月曜と火曜の夜に営業している。

なぜノンアルコールドリンクを専門にしたのか。専門店だからこそ見出した、ノンアルコールドリンクの魅力や可能性を探るべく、店へ足を運び話を聞いた。

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ガラス張りの建物内に見えるのは色とりどりの花々。中には、落ち着きのあるバー空間が広がる

花に囲まれた空間で、本格的なノンアルコールドリンクを

渋谷PARCO 1階に店舗を構える『THE LITTLE BAR OF FLOWERS』は、月曜・火曜の夜のみノンアルコールバー『Bar Straw』に様変わりする。一見するとバーには見えない、花々に囲まれた空間だ。

居心地の良いこぢんまりとした空間で、店を切り盛りするのは赤坂真知さん。週替わりで3種類のオリジナルカクテルを提供している。この日は、「ハーブとりんごときなこ」、「ほうじ茶とグレープフルーツのミルクパンチ」、「オレンジ珈琲トニック」の3種類。さっそく作っていただいた。

口にしてみると、想像していたよりずっと複雑な味わい。極力シロップなどを使っていないため、お茶や素材の味が際立ち、ノンアルコールドリンク=甘いというイメージを一気に変えてくれた。ここでしか味わえないオリジナルドリンクは、赤坂さんが口にしたものすべてからインスピレーションを受けているという。手間暇をかけて仕込んだドリンクをあらかじめ用意しておき、店ではスピーディーに提供している。

複雑味があるノンアルコールドリンクは、今までにない奥深い味わい

ノンアルに出合う機会を増やすコラボレーションスタイル

赤坂さんがノンアルコールドリンクの事業を始めたきっかけは、「お酒が飲めないから」というわけではない。むしろ、お酒は大好きだという。

「お酒を飲むときって、単にアルコールを摂取したいだけではなく、“美味しい飲み物を飲みたい”という需要もあるのではないかと。それだったら“ノンアルコールのカクテル”という選択肢があってもいいのでは?と思ったんです」

2019年に『Bar Straw』をスタートさせてから、他店とコラボレーションする形で何度かイベントを開催した。最初は神楽坂の本屋『かもめブックス』のカフェ部分を利用し、本屋の定休日に営業。来店したお客さんは、ノンアルコールドリンクの珍しさに惹かれて来る人がほとんど。1時間50杯ペースと、想像よりも大勢の人が来た。

イベントの情報を聞きつけてたくさんの人たちが集まった

その後も、スライス売りのピザを日本に持ち込んだ人気店『PIZZA SLICE(ピザスライス)』の六本木店にて、ピザに合うドリンクを開発し提供。学芸大学のフレンチビストロ『TOKIYA(トキヤ)』では、一夜限りのノンアルコールペアリングディナーも提供した。こういったコラボレーションのスタイルを貫くのには理由がある。

「店舗を構えると、バーに来たことがない人などは足を運びづらいですが、魅力的なお店やブランドとコラボレーションすることで、ノンアルコールドリンクに触れる機会が広まると思うんです。イベントはただ単に間借りするのではなく、もともとのお店のスタイルなども生かしながら、一緒に作っていけるようにしています」

また、「お客さん同士でいいコミュニケーションが生まれるように」と、バーの空間にもこだわりを発揮。もともとのお店の素材を生かしつつ、店名でもある“ストロー”のように曲がる(可動する)オリジナルのテーブルを作るなど、『Bar Straw』らしさも演出している。そして、コラボレーションの場はこんなところにも広がっている。

「飲食と直接関係はないですが、デジタル作品展示のレセプションでのケータリングもやりましたし、海外のインテリアブランドとコラボするお話もあります。ゆっくりと作品を観てまわる展示会などには、ノンアルコールのカクテルがマッチしやすいのではないかと。ノンアルコールドリンクという選択肢が加わることで、主催者側としてもコンテンツがひとつ増えるし、お客さんにとっても楽しみが増えるのではないかと思います」

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稲垣恵美

About 稲垣恵美

北海道小樽市出身。美容系フリーペーパーの出版社勤務、ECサイトのライターを経てフリーランスに。グルメや街歩き、エンタメ、音楽など幅広いジャンルに興味あり。Web・紙媒体で執筆中。