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「Go Toイート」ついに始まる。飲食店がキャンペーンに参加・登録するには?

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飲食店のGo Toイートキャンペーン参加条件

以下に該当する飲食店であること。その上で、業界ガイドラインに基づいた感染予防対策に取り組んでいることを条件とし、その取り組み内容を店頭に掲示していること。さらに、各都道府県による独自の条件もあわせて順守する必要がある。

<対象となる飲食店>
店内飲食をメインとし、客への接待・遊興などを伴わない飲食店。
例)食堂、レストラン、専門料理店(日本料理店など)、そば・うどん店、すし店、酒場、ビヤホール、喫茶店、オーセンティックバーなど

<対象にならない飲食店>
店内飲食をメインとしない業態、または、風営法の「接待飲食等営業」、「特定遊興飲食店営業」に該当する飲食店。
例)デリバリー専門店、持ち帰り専門店、移動販売店舗(キッチンカー)、カラオケボックス、キャバクラ、ショーパブ、ガールズバー、ホストクラブ、スナック・料亭(接待を伴うもの)など

■加えて農水省からは、以下の感染症対策指示も
1、「換気」「声量」「三密」を常に意識すること
・店頭入口や手洗い場所には、手指消毒用に消毒液を用意する
・店内には適切な換気設備を設置し、徹底した換気を行う
・他グループの客同士ができるだけ2m(最低1m)以上空くように、間隔を空けてテーブル、座席を配置する。もしくはテーブル間をパーティションで区切る。カウンター席は、他グループの客同士が密着しないよう適度なスペースを空ける
・1つのテーブルで他グループと相席する場合には、真正面の配置を避ける

2、カラオケ設備を有している場合、キャンペーン期間中はカラオケ設備を使用しない

3、大量の飲酒は控えるよう、利用者に周知する

4、営業時間の短縮など、国または地方公共団体からの要請に従う

5、農水相が事前通告なしに行う訪問調査に協力する

6、ガイドラインを遵守していない旨の指摘には、適切に対応する

7、接触アプリ「COCOA」を紹介する(メニュー表上にシールを貼る、レシートに印字するなど)

※詳細については以下を参照

・参加する飲食店が守るべき感染症対策(農林水産省)PDF参照
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/attach/kansenshoutaisaku.pdf

・外食業の事業継続のためのガイドライン(農林水産省)PDF参照
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/attach/pdf/ncv_guideline-29.pdf

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おおよその概要は理解できたが、もう少し現場を意識した詳細を確認したい。そんな時はキャンペーンの公式サイトからFAQを参照してみよう。以下に、押さえておきたいいくつかの質問と回答を抜粋する。

<会計に関わる内容>
Q:食事券やオンライン飲食予約ポイントは、県外や旅行先でも使用可能ですか。
A:食事券は、県外や旅行先で購入することができれば可能です。ただし、食事券発行事業者が、購入対象を県民に制限している場合があります。オンライン飲食予約ポイントは、県外や旅行先で使用可能です。

Q:自治体や地域によって、食事券のプレミアム率が違うのはなぜですか。
A:自治体が独自に追加のプレミアム率を設定している場合があります。お住まいの地区のプレミアム率の詳細につきましては、ご利用される食事券発券事業者へお問い合わせいただきますようお願いいたします。

Q:食事券は現金と併用して支払い可能ですか。
A:併用してのお支払も可能でございます。食事券につきましては、お釣りが出ませんのでお気をつけください。

<バックヤードで知りたい内容>
Q:食事券やポイントで支払われた場合、飲食店にはいつ入金されますか。入金される際に金額等ルールはありますか。
A:食事券につきましては、各食事券発行事業者の規定によりますので、各事業者にお問い合わせいただきますようお願いいたします。オンラインにつきましては振込の頻度は最低月1回以上としておりますが、いつ締め何日払いなどの条件はサイトにより異なりますので、振込頻度などの条件を、Go ToイートキャンペーンのHPに一覧に整理して掲載し、比較いただけるようにする予定としております。詳細は、各予約サイトにお問い合わせください。

Q:参加店舗申請から承認が下りるまでの期間はどれくらいかかりますか。
A:参加サイトや食事券発行事業者により異なります。お申込み頂きました事業者へお問い合わせください。

Q:予約サイトへ新規に登録した場合、キャンペーン終了後も、登録を継続しなければならないのですか。
A:キャンペーン終了後の継続につきましては、退会しても構いません。各店舗様のご判断となります。

Q:複数の予約サイトへの登録は可能ですか。
A:可能です。

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Go Toイートキャンペーン中の集客対策は? 飲食店の声をいくつかご紹介

最後に、弊社が飲食店経営者らを対象に行ったGo Toイートに関する調査結果(9月15日~17日に実施)から、「キャンペーン期間中に検討している集客面での対策」について、参考になりそうな回答をピックアップして紹介する。

<キャンペーン参加店であることを積極的に告知する>
ホームページ、SNSを活用した周知活動に励む (静岡県/イタリア料理/1店舗)

事前のSNSでの告知と、入り口ポスターでアナウンスします(神奈川県/居酒屋・ダイニングバー/1店舗)

<キャンペーンならではの楽しみを提案する>
裏メニューやドリンクサービス等の施策を行う予定です (東京都/和食/2店舗)

期間限定コースを作る (愛知県/イタリア料理/1店舗)

<食事券を利用しやすい特別価格メニューを作る>
12,500円/人のメニューの作成 (東京都/焼肉/1店舗)

キャンペーン期間用に、食事券でお釣りの出ない割引価格の単品やセットメニューなどを考えています(東京都/和食/3~5店舗)

<キャンペーンをきっかけに顧客獲得を狙う>
独自のポイント付与、次回使用可能な割引券を作成(東京都/居酒屋・ダイニングバー/1店舗)

次回使用できるクーポンチケットを渡す(京都府/その他/6~10店舗)

Go Toイート参加店はまだ少ないものの、キャンペーンが周知されるにつれ消費者の外食意欲は徐々に高まっていくだろう。まずは自店舗へのメリット・デメリットをしっかり検討しつつ、参加できる場合は早めに参加申請を行っていきたい。

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田中恵実子

ライター: 田中恵実子

編集プロダクション在籍時にグルメやライフスタイル、住まいなどをテーマとしたさまざまな雑誌・Webマガジンにて取材&執筆をおこなう。現在はフリーランスとして、女性向けショッピングサイトなどの編集執筆を担当。世代より少し上の歌謡曲やJ-POPを愛聴。