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「ミシュランガイド東京2025」発表会レポート。『セザン』など掲載店から読み解くグルメシーン

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「ミシュランガイド東京2023」発表会の様子。左から日本ミシュランタイヤ執行役員 本城 征二氏、代表取締役社長 須藤 元氏、ミシュランマン (C)MICHELIN

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コロナ禍を乗り越え、3年ぶりの対面開催となった「ミシュランガイド東京2023」の概要

2022年11月15日、日本ミシュランタイヤがグルメガイドブック『ミシュランガイド東京2023』の掲載店舗を発表した。今回の総掲載数は422店、うち55店が新規掲載となった。三つ星は前年同様12店で、新規掲載店はなし。すべての三つ星店が星を維持した。ガイドブックは2022年11月18日に発売を予定している。

>>より詳しい『ミシュランガイド東京2023』発表会のレポート記事はこちら

三つ星は前年と同じ顔ぶれの12店。二つ星に新規2店

コロナ禍以降、3年ぶりにリアルな場での発表会となった今回。三つ星を獲得したのは『カンテサンス』『神楽坂 石かわ』『鮨 よしたけ』『ロオジエ』『茶禅華(さぜんか)』『レフェルヴェソンス』など12店。このうち『カンテサンス』『レフェルヴェソンス』はサステナビリティへの取り組みが評価され、ミシュラン グリーンスターも獲得している。

二つ星の新規掲載は2店。2022年4月に開業した日本料理『明寂(みょうじゃく)』と、昨年一つ星だった『セザン』が星を一つあげての掲載。一つ星は、全149店のうち16店が新規掲載。また、ビブグルマン(良質な食材で丁寧に仕上げている、価格以上の満足感が得られる料理)は全222店中38店が新規掲載となった。

「ミシュランガイド東京2023」にて三つ星を獲得したシェフたち (C)MICHELIN

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「メンターシェフアワード」「サービスアワード」の2つの個人賞

発表会では、おもてなしに優れたスタッフに授与される「サービスアワード」、自身の仕事やキャリアが手本となるようなシェフに授与される「メンターシェフアワード」も発表。

サービスアワードには二つ星を獲得した「傅」の女将・長谷川えみ氏が、メンターシェフアワードには三つ星を獲得した『神楽坂 石かわ』の石川秀樹氏がそれぞれ選ばれた。

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佐藤 潮.

ライター: 佐藤 潮.

ミシュラン三つ星店から河原で捕まえた虫の素揚げまで、15年以上いろいろなグルメ記事を制作。酒場系の本を手掛けることも多く、頑固一徹の大将に怒られた経験も豊富だ。現在、Webのディレクターや広告写真の撮影など仕事の幅が広がっているが、やはりグルメ取材が一番楽しいと感じている。