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「ミシュランガイド東京2025」発表会レポート。『セザン』など掲載店から読み解くグルメシーン

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「ミシュランガイド東京2024」にて三つ星に輝いたシェフたち。左端は日本ミシュランタイヤ代表取締役社長・須藤 元氏、中央は今回初めて三つ星の評価を得た『青空(はるたか)』の高橋青空氏 (C)MICHELIN

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2023年に開催された「ミシュランガイド東京2024」の三つ星店、二つ星店は?

2023年12月5日、日本ミシュランタイヤがグルメガイドブック『ミシュランガイド東京2024』の掲載店舗を発表した。今回初めて「セレクテッドレストラン」というカテゴリが新設されたこともあり、今回の総掲載数は過去最多の504店、うち168店が新規掲載となった。三つ星は前年、前前年同様12店で、新規掲載は1店。ガイドブックは12月8日に発売を予定している。

>>より詳しい『ミシュランガイド東京2024』発表会のレポート記事はこちら

三つ星は初掲載の『青空(はるたか)』を含む12店。二つ星は33店

2023年で17回目の発表となった『ミシュランガイド東京2024』。三つ星掲載店は12店で、『カンテサンス』『神楽坂 石かわ』『ロオジエ』『茶禅華(さぜんか)』『レフェルヴェソンス』などが昨年に引き続き選ばれたほか、『すきやばし次郎』で 12年修業した高橋青空氏の『青空(はるたか)』が初めて選ばれた。

二つ星に輝いたのは33店で、新規掲載は1店となった。新規掲載は、ペルーのリマにある『セントラル』のヴィルヒリオ・マルティネス氏が監修する『MAZ(マス)』。ペルーの自然をテーマに、日本の食材を組み合わせた料理を提供している。

また、一つ星は138店で新規掲載は16店。鳥羽周作氏がオーナーシェフを務めていた『ミシュランガイド東京2023』一つ星の『sio』は、今回星はつかず、新設の「セレクテッドレストラン」に選ばれた。

今回新設された「セレクテッドレストラン」とは、価格以上に満足できる店であるビブグルマンには入らないが、選考員がおすすめしたいレストランという基準で選出されるもの。セレクテッドレストラン」に選ばれたのは194店で、新規掲載は142店となった。

さらに、前年に引き続きメンターシェフアワードとサービスアワードも発表された。仕事やキャリアが手本となるようなシェフに与えられるメンターシェフアワードは、『天ぷら 近藤』の近藤文夫氏が受賞。おもてなしに優れたスタッフに授与されるサービスアワードは、『Pont d'Or Inno(ポンドール・イノ)』の尾﨑徹氏が受賞した。

サービスアワードに選ばれた『Pont d'Or Inno(ポンドール・イノ)』の尾﨑徹氏(右)(C)MICHELIN

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佐藤 潮.

ライター: 佐藤 潮.

ミシュラン三つ星店から河原で捕まえた虫の素揚げまで、15年以上いろいろなグルメ記事を制作。酒場系の本を手掛けることも多く、頑固一徹の大将に怒られた経験も豊富だ。現在、Webのディレクターや広告写真の撮影など仕事の幅が広がっているが、やはりグルメ取材が一番楽しいと感じている。