『ミシュランガイド奈良2025』発表！ 『アプリュス』など新たに３店が一つ星
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5月14日、ミシュランガイドは『ミシュランガイド奈良2025』のセレクションを発表した。掲載された全83店のうち、今年新たに一つ星を3店が獲得。以下では新たな掲載店の概要とセレクションの詳細について紹介する。
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三つ星はなし、二つ星は4店、一つ星は18店
奈良県のセレクションは4年目となる今年、4店の飲食店・レストランが二つ星を獲得し、18店が一つ星に輝いた。昨年に引き続き三つ星の獲得はなかった。
今年新たに一つ星を獲得した3店を以下に紹介する。いずれも奈良県の食文化とサステナビリティへの取り組みが、ミシュランガイドによって高く評価されている。
■『アプリュス（à plus）』
奈良県南西部の御所市にて奈良漬、大和牛などを使ったモダンなフランス料理を、シェフの小林達也氏がふるまう。『油長酒造』の敷地内に店を構え、酒とのペアリングも楽しめる。
■『ヴィラ コムニコ（VILLA COMMUNICO）』
一つ星として掲載されていた『コムニコ』のシェフ堀田大樹氏が若草山の麓に開いたオーベルジュで、地域の恵みを生かしたイノベーティブな料理を提供。メニューには生産者と産地を記載し、作り手の想いを分かち合える工夫を凝らしている。
■『セン（SÉN）』
日本やフランスの星付きレストランで経験を積んだ砂山利治シェフによる、奈良県南部の天川村の山間部にあるレストラン。熊野川流域の食材に着目し、土地の歴史や文化を説明しながら薪火を使った料理を提供する。
新たにグリーンスター1店、ビブグルマン1店、セレクテッドレストラン2店が掲載
サステナビリティを積極的に推進しているレストランに光をあてる「ミシュラングリーンスター」は、今年新たに受賞した『セン』を含め7店が掲載された。
価格以上の満足感が得られる料理に与えられる「ビブグルマン」の称号を新たに得たのは、橿原市にある焼鳥店『鳥やまぐち』だ。地元出身の主人が奈良の地鶏を使い、塩やタレ、酒や鶏油など部位に合わせて味付けを変える工夫を凝らしている。
ビブグルマンの定義に当てはまらないが、ミシュランガイドおすすめの飲食店・レストランを指す「セレクテッドレストラン」には奈良市の観光名所、猿沢池に面したホテル内のミート＆グリル『じびえ 井田』が新規で選出された。京都の料亭、奈良の日本料理店で修業した主人による天ぷら店『天ぷら はっとり』も新たに並んだ。
今回の発表についてミシュランガイド インターナショナル・ディレクターのグウェンダル・プレネック氏は「奈良県は多くの世界遺産、地域食材、おもてなしの心など、独自の文化が育まれています。ミシュランガイド創刊から125年を迎え、世界45エリア以上のご紹介をしているミシュランガイドに奈良県のセレクションがあることは、世界のフーディー、トラベラーに、特別な選択肢を与えています」とコメントした。
全セレクションはミシュランガイド公式ウェブサイトとアプリ内「ミシュランガイド奈良2025」にて公開されている。
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■星を獲得した店
二つ星（★★）
『アコルドゥ』（イノベーティブ／奈良市）
『御料理 花墻』（日本料理／奈良市）
『白 Tsukumo』（日本料理／奈良市）
『奈良 而今』（日本料理／奈良市）
一つ星（★）
『アプリュス』（フランス料理／御所市）★新
『小粋料理 味 万惣』（日本料理／奈良市）
『ラ・テラス“イリゼ”』（フランス料理／奈良市）
『ラ・トラース』（フランス料理／奈良市）
『ダ テッラ』（イタリア料理／高市郡）
『セン』（イノベーティブ／吉野郡）★新
『お料理 ひろおか』（日本料理／奈良市）
『五感 魚銀』（日本料理／奈良市）
『ヴィラ コムニコ』（イノベーティブ／奈良市）★新
『鮨 かわしま』（寿司／橿原市）
『まつ㐂』（日本料理／奈良市）
『おか田』（日本料理／奈良市）
『レガ』（イタリア料理／葛城市）
『和 やまむら』（日本料理／奈良市）
『中國菜 奈良町 枸杞』（中国料理／奈良市）
『味の風 にしむら』（日本料理／桜井市）
『懐石 森本』（日本料理／橿原市）
『味の旅人 浪漫』（日本料理／奈良市）
