開業3か月でビブグルマン選出! 渋谷『ナイトマーケット』が提供する「心躍る食体験」とは
2025年7月1日のオープンからわずか3か月で、『ミシュランガイド東京2026』にて東南アジア料理店として日本初のビブグルマンに選出された渋谷『Night Market(ナイトマーケット)』。シェフを務めるのは南青山の三つ星フレンチ『L'Effervescence(レフェルヴェソンス)』でスーシェフ、外苑前のモダンベトナミーズ『An Di(アンディ)』で料理長を務めた内藤千博氏だ。「予約なしでも、その日の気分で自由に楽しんでほしい」という思いを込めた店で、独創的なメニュー開発と新たな食体験の創造術に迫る。
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50坪弱の中箱店で「東南アジアの夜市の活気」を演出
『Night Market』のコンセプトは、東南アジアの夜市文化と日本の食材を融合させたモダン・アジアン・ダイニングだ。飲食感度の高い人が集う渋谷二丁目、いわゆる「シブニ」に誕生した。席数約36、面積50坪弱という、このエリアではチャレンジングともいえる広さを持つ。内藤氏は、このエリアへの出店理由について「アジアの熱気や活気、レストランが盛り上がっている様子を表現したかったから」と打ち明ける。
「東南アジアのナイトマーケットのような雰囲気を演出するには、ある程度の広さが必要だと考えました。路面で広い物件を探し続けて、ようやく巡り合えたのがこの場所。周りには僕自身が好きな素晴らしい飲食店も多い。さらに、生産者の方と直接話せる『青山ファーマーズマーケット』が近いのもポイントでした。今でも週末になるとキッチンスタッフみんなで買い出しに行って、密にコミュニケーションを取っています」
コース料理で客単価を安定させる店が多い中、あえてアラカルト業態を選んだのは、内藤氏が表現したい「夜市の体験」そのものにあった。
「何か月も前から予約するお店というよりは、『今日みんなでご飯どこ行く?』ってなったときに候補に挙がるような、フラッと立ち寄れる場所でありたい。遅い時間に一杯だけ、という使い方も歓迎です。お客さまにその日の気分で自由に楽しんでほしいんです」
その思いを体現するため、営業時間は17:30から始まり、通常のフードメニューは22:00まで、その後はバーフードや軽食を23:30まで提供。ドリンクは24:00までオーダー可能だ。





