飲食店ドットコムのサービス

新橋『屋上屋台中華りんりん』。フレンチシェフが作る“おつまみ中華”で人気沸騰!

LINEで送る
Pocket
follow us in feedly

『屋上屋台中華りんりん』高橋シェフ(左)と佐藤店長

画像を見る

新橋駅から徒歩約2分、烏森神社すぐ近くの雑居ビル3階に、看板もないのに連日賑わう店がある。『屋上屋台中華りんりん』だ。人気の秘密は、“ロブション”出身の高橋駿太シェフが手掛ける、フレンチのエッセンスを効かせた中華料理。お客の心をつかむ魅力的なメニューはどのように生み出されるのか。その秘密を取材した。

>>飲食店“専門”の求人サイトだから即戦力が見つかる。社員とアルバイトまとめて19,800円で掲載可!

「消えつつある屋台文化を、屋上で」を実現した究極の隠れ家

多くの飲食店が並ぶ路地裏、小さなビルの階段を3階まで上っていくと、飲食店の外観という概念を大きく覆すような扉が一つ現れる。その扉を開けた向こう側、ビルの“屋上”空間に『屋上屋台中華りんりん』は2023年2月にオープンした。運営するのは、同店と同じビルの1階にある『新橋二丁目九番地らんたん』や同じく新橋の『STAND BY Mi』などを手掛ける株式会社ミナデインだ。

目立った看板もないこの扉の向こうに『屋上屋台中華りんりん』はある

画像を見る

『屋上屋台中華りんりん』のある新橋駅前は、もともと戦後に大規模な闇市が広がっていた地域。露店や屋台が多数立ち並び、独特の食文化が存在していた。しかし現在では、時代の変化や規制の厳格化などで、新橋だけでなく日本全国で屋台は衰退の一途をたどっている。

「残念なことに、日本中で屋台は消えつつありますが、その屋台が生み出していた人間関係や距離感、親しみやすさを残したいと考えて、『路上に出店するのが難しいなら、屋上に作ってしまおう』という発想で、この場所にオープンしました」と話すのは店長の佐藤瞳さん。

角材が使われたカウンター席は屋台のような雰囲気

画像を見る
Pocket
follow us in feedly
飲食店ドットコム通信のメール購読はこちらから(会員登録/無料)
飲食店ドットコム ジャーナルの新着記事をお知らせします(毎週3回配信)
小坂知美

ライター: 小坂知美

学生時代からの食への探求心と食いしん坊が高じて、フードライターとして活動中。飲食業界でパティスリーやレストラン等の広報・PRに就いていたことから、取材を受ける飲食店側の立場も経験。作り手のこだわりと愛情が詰まった、美味しいものを食べているときが至福の時間。