新橋『屋上屋台中華りんりん』。フレンチシェフが作る“おつまみ中華”で人気沸騰!
他店のシェフのレシピを提供するという、ユニークなスタイル
そのほか、特筆すべきは「トップシェフレシピ」として、中目黒のフレンチレストラン『クラフタル』大土橋真也シェフと札幌のフレンチレストラン『メリメロ』佐藤大典シェフの二人が考案した中華メニューを提供していることだ。大土橋シェフによる「麻婆チーズ」、佐藤シェフによる「青椒肉絲ステーキ」はどちらも大人気となっている。
他店のシェフ監修のメニューを提供するという、ユニークなスタイルが生まれた背景には、「直接的にはシェフはひとつの店でしか料理ができないが、間接的に多くの人がトップシェフの料理に気軽に触れられる場をつくりたい」という株式会社ミナデインの思いがあった。
このスタイルを実現したことで、来店客に『クラフタル』や『メリメロ』を知ってもらう機会ができ、また逆にお客にとっても、トップシェフ考案のメニューを中華の一品として気軽に楽しめるという、お互いにとって最もよい状況が生み出された。
さらにドリンク類はというと、ビール、サワーやチューハイ、ハイボールなども種類豊富だが、おすすめは、何といっても中華料理と相性のよいオレンジワイン。グラスで1杯680円~と、こちらもとてもリーズナブルだ。ソムリエの資格を持つ佐藤店長がすべてセレクトしていて、料理とのペアリングも楽しめる。
フレンチ×中華×屋台×屋上、想像もつかない“ギャップ”を楽しむ
『屋上屋台中華りんりん』の出店にあたり、消滅しつつある屋台文化を継承していくという、ベースとなるコンセプトを発案した株式会社ミナデイン代表取締役の大久保伸隆氏。ミナデインは銀座、虎ノ門、築地、浜松町などの“広域新橋圏”に飲食店を集中出店している。
「食のセレクトショップ」というコンセプトを持つ新橋『烏森百薬』や「日常の贅沢」がコンセプトの虎ノ門ヒルズ『日常茶飯時』など、いずれもユニークで個性的なコンセプトが並ぶが、大久保氏が常に大切にしているのは“遊び心”と“ギャップ”だという。
佐藤店長は、「ミシュランの星付きレストランで学んだ料理人が作る屋台料理を気軽に楽しめるのが、このお店の魅力です。そのギャップをぜひ楽しんでいただきたいです」と笑顔を見せる。
さらに、「これから寒くなってくるので、『屋上屋台中華りんりん』らしいおでんや火鍋などのメニューを考案中です」と高橋シェフ。
これからも、どんな“ギャップ”あるメニューで楽しませてくれるのか。想像を超えた“史上最高品質の屋台”に期待したい。
『屋上屋台中華りんりん』
住所/東京都港区新橋2-9-12 第二蟹江ビル3階
電話番号/050-3593-3149
営業時間/16:00~23:30(土曜16:00~23:00)
定休日/月曜・日曜・祝日
席数/28








