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フランチャイズ加盟による飲食店開業。メリット・デメリット、注意すべきポイントは?

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飲食店を開業する際、一からコンセプトを考えて「理想の店」を作るのもいいが、フランチャイズに加盟して様々な支援を受けながら一歩を踏み出すのも選択肢のひとつである。特に最近は、『串カツ田中』などの個性あるブランドが市場を賑わせており、フランチャイズシーンもにわかに活性化しつつある。そこでここでは、フランチャイズへ加盟するにあたり知っておくべきメリット・デメリットや、飲食フランチャイズの最新トレンドについて考えていきたい。

フランチャイズ加盟のメリット

フランチャイズに加盟するメリットは何だろうか? まず考えられるのは、研修制度や継続的指導を受けることで、本部のノウハウを活用することができるため、事業の経験がなくても経営ができることである。例えば居酒屋のフランチャイズの場合、極端な話、居酒屋はもちろん、飲食業の経験がなくても加盟して繁盛店を作ることができる。

またブランドを活用できることも大きなメリットである。すでに認知された「チェーン名」や「イメージ」をそのまま活用できるので、消費者から認知されるのが早く信用度も高い。自分で一から事業を始めるより資金的・時間的負担が少なくて済むのだ。

特に飲食フランチャイズに関しては、商品開発や仕入先開拓などを本部が行ってくれることもメリットとしてあげられる。季節やトレンドに合わせた新商品の導入と、それに合わせた仕入先や仕入アイテムに関する開拓や交渉を本部に任せることで、加盟者は自店の営業活動に集中することができる。

本部による一括した仕入交渉により、価格メリットがあることも見逃せない。原材料や資材を低価格で仕入れることができるので、利幅や販売価格の面で競争力を発揮することができることもメリットとして挙げられる。

Photo by iStock.com/comzeal

加盟する際に注意すべき点は?

一般に飲食業のフランチャイズの場合、厨房設備や客席などの初期投資が高額になりがちである。特殊な調理器具が必要になることや、店舗の内装・入口のデザインも決められていることが多い。店舗面積も一定の広さを条件とする本部も多いため、初期投資額をよく確認する必要がある。

また、フランチャイズ特有のものとして、加盟金とロイヤルティがあげられる。これらは一般的にはブランド使用料やスーパーバイザーによる経営指導料という名目になっている。初期の研修費用や販促費などは別になっていることが多いので、諸条件を確認しよう。ロイヤルティも売上の数%というのが一般的であるが、月額固定の本部もある。これらの諸条件をすべて確認したうえで、事業計画を策定する必要がある。

また、フランチャイズの場合は商品政策や販売促進策は本部によって統一されているため、オリジナリティが出せないことが多い。自分のオリジナルのアイデアや商品で勝負したいという思いが強いのであれば、フランチャイズの加盟は避けたほうがよいだろう。

フランチャイズ制度を活用して店舗を拡大中の『串カツ田中』。Photo by hirotomo t「串カツ」

飲食ビジネスの最新トレンド

焼き肉、焼き鳥、馬肉など肉料理のフランチャイズが伸びてきているようだ。立ち食い・高原価率・量り売りで有名な『いきなり!ステーキ』、関東の串カツマーケットを開拓するとともに先日のエイプリルフールでも話題を集めた販促策を展開した『串カツ田中』、女性やファミリーをターゲットにブルーオーシャンを攻めている『やきとり 家すみれ』、定番のかつ丼をテイクアウトも活用して販売することでリピーターを獲得している『かつさと』などは、2月に東京で開催されたフランチャイズ・ショーにも出展するなど、店舗数拡大に意欲的だ。

フランチャイズに加盟するのであれば、トレンドは押さえつつもしっかりとしたビジネスモデルがあるか、本部のサポート体制は確立されているか、ビジョンは明確かを確認しよう。フランチャイズに限ったことではないが、飲食業界はブームの移り替わりが早い。過去にもジンギスカンやパンケーキ、アサイー、ポップコーンなどが話題になったかと思えばすぐに次の流行りのメニューが生まれている。流行の飲食フランチャイズに加盟する場合、ブームが去っても経営できる業態かを検討して加盟するようにしたい。

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若林和哉

About 若林和哉

株式会社パートナー経営企画・代表取締役。飲食店の勤務経験や中小企業診断士の資格を生かして、事業計画作成や資金調達の支援、フランチャイズ関連のWebページの執筆やセミナー講師などを務める。好きなお店は、ラーメン・カフェ・日本酒のおいしい居酒屋など。https://パートナー経営企画.com/