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飲食店スタッフが覚えておきたい接客英語。トラブル発生時に使えるフレーズ編

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画像素材:PIXTA

飲食店に外国人客が来店した際、一番心配なのは、何かトラブルが起きてしまうことだろう。日本語が通じないと対処が難しいことから、外国人のお客様を積極的に受け入れられずにいる飲食店も多い。しかし、事前に起こりうるトラブルと対処法を知っておけば、不安を取り除くことも可能だ。今回は、飲食店スタッフが知っておきたい接客英会話の連載第4弾として、トラブルに効く、スマートな接客英会話を紹介しよう。

まずは基本の「き」。「英語が聞き取れない」「とにかく謝りたい」ときの英語

外国人のお客様とのコミュニケーションでまず困ってしまうのは、いきなり英語で話しかけられて「聞き取れない」「何を言っているかわからない」という状況に陥ってしまうことだろう。しかし、最初に聞き取れなくても焦ることはない。まずは以下の英語を使って、相手の言いたいことを理解するように努めてみよう。

・I beg your pardon? もう一度お願いします。
・Could you speak more slowly? もう少しゆっくり話していただけますか?

英語が得意でない場合は、「聞いてもわからない」と感じるかもしれない。そんなときは、Could you write down here?(ここに書いてもらえませんか?)と用件を書いてもらい、辞書で調べるという手もある。

また、実際にトラブルが起こってしまった場合、焦って言葉が出てこないこともあるだろう。そんなときはまず、I apologize for our mistake.(申し訳ございません)と謝罪の一言を伝えよう。ひとまずきちんと謝ることで、冷静な対処に繋げることができるはずだ。

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シチュエーション別の対処法

次は具体的なシチュエーション別に対処法を見ていこう。

■トラブル① 席にご案内できない場合

せっかく来店してもらっても、予約やそのときの席の状況によっては案内できないこともある。そんなときは、以下の英語で対応してみよう。

・I’m sorry, but we’re fully booked now. 申し訳ありません、ただいま満席となっております。
・The whole restaurant is reserved today. 本日はすべて予約で満席となっております。

待ってもらう場合は、Could you wait for about 〇 minutes?(〇分ほどお待ちいただけますか?)、Please wait in line until a table is free.(並んでお待ちくださいませ)などと声をかけてみよう。

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竹野愛理

ライター: 竹野愛理

食と文学を愛するライター。飲食店取材、食に関するコラム、書評を執筆のほか、食関連のメディアや書籍にて編集者としても従事。趣味は読書と散歩。本を片手に旅行したり食べ歩きをしたりすることが好き。