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飲食店スタッフが覚えておきたい接客英語。トラブル発生時に使えるフレーズ編

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■トラブル② 提供する料理を間違えた、お待たせしてしまった場合

料理を提供する際もトラブルが起きやすい。たとえば、店内が混みあっていて料理の提供をお待たせしてしまう、注文を上手く聞き取れずに頼んだ料理と違うものを出してしまう、といったことが考えられるだろう。そうしたときは、最初に紹介した謝罪の一言を交えつつ、以下の英語を活用してみてほしい。

・I’m really sorry to keep you waiting. お待たせして申し訳ありません。
・Your dishes will be ready in about another 〇 minutes. ご注文の品は、あと〇分ほどでお出しできます。
・I’ll bring a new dish right away. すぐに新しいものをお持ちいたします。

ほかにも、注文された料理が品切れになってしまった場合は、I’m sorry, but 〇〇 is sold out.(申し訳ありませんが〇〇は売り切れてしまいました)と伝えよう。料理名がうまく言えない場合は、メニューなどを指さし、This is sold out.と言えばOK。

さらにミスをしてしまった場合に、お菓子などのちょっとしたお詫びのサービスを用意するのも有効だ。Please accept this gift for my apology.(お詫びの品を受け取ってください)と伝えながら渡してみよう。

画像素材:PIXTA

■トラブル③ お会計のとき

会計時もまた、やりとりでトラブルを起こしやすいシチュエーションの一つだろう。たとえば、カードのやり取りでは、お客様の持っているカードが使えないということもある。そんなときは、以下の英語を使ってみてほしい。

・Your card is not available. こちらのクレジットカードはご使用になれません。
・Do you have another card? ほかのカードをお持ちですか?

また、現金の場合は、おつりが足りなくなってしまうことが考えられる。その際は謝りつつ、下記のように伝えてみると良いだろう。

・We don't have any change right now. ただいまおつりが切れてしまっております。
・Do you have any small bills? 細かいお札はお持ちでしょうか?
・Do you have change? 小銭はお持ちでしょうか?

ほかにも、受け付けていない支払い方法を提示されたときは、We don’t accept 〇〇.(〇〇はご利用いただけません)と伝えてみよう。たとえばクレジットカードが使えない場合は、We don’t accept credit card.となる。ほかにも、現金(cash)、トラベラーズチェック(traveler’s checks)、外貨(foreign currencies)などを当てはめても使えるので、覚えておくのがおすすめだ。

日本人同士であればなんてことのないトラブルでも、外国人のお客様となると途端に焦ってしまうこともある。しかし、謝罪だけでも英語で伝えれば、お客様も不安を和らげることができるはずだ。少しでも対応できるよう、事前に上記の英語を確認し、準備をしておこう。

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竹野愛理

ライター: 竹野愛理

食と文学を愛するライター。飲食店取材、食に関するコラム、書評を執筆のほか、食関連のメディアや書籍にて編集者としても従事。趣味は読書と散歩。本を片手に旅行したり食べ歩きをしたりすることが好き。