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【新型コロナ】東京都の飲食店、営業時間は夜12時までに。休業要請「ステップ3」に移行

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東京都は6月11日、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を解除した。都では独自に「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」を示しており、「新規感染者数」「新規感染者における接触歴等不明率」「週単位の感染者増加比」を主な指標としてモニタリングを実施。感染拡大の兆候が見られるとして、6月2日に初めて「東京アラート」を発動し、都民へ感染防止策の徹底を求めていた。

そして昨日、3つの指標の目安を下回り、医療体制も整っていることなどから、専門家の意見も踏まえて解除を判断。小池都知事は会見で「都民の皆さんや事業者の皆さんにご協力をいただいたからこそ、ここまでたどり着いた。あらためて深く感謝を申し上げたい」と感謝の言葉を述べた。

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休業要請の緩和が「ステップ3」に移行。飲食店の営業時間は夜12時までに延長

「東京アラート」の解除とともに、休業要請の緩和ステップも「ステップ2」から「ステップ3」へ移行した。これによりネットカフェ、パチンコ店、遊園地などへの休業要請が解除され、飲食店は朝5時から夜12時までの営業が可能となった。さらに、19日には感染対策を徹底することを前提に、接待を伴う飲食店やライブハウスの休業要請を緩和。飲食店の営業時間の制限もなくすという。

小池都知事は「休業要請がほぼ終了することになる。経済・社会活動が全面的に営まれる新たな局面に入り、今後は新型コロナウイルスとともに生きていく、“withコロナ”のステージとなる。都では第2波に備えて対応を進めていく」と述べ、引き続き感染防止への協力を呼びかけた。

都心部などは客足の戻りが鈍く、以前として苦しい状況に立たされている店舗も多い。ただ、今回の休業要請の緩和により、街の賑わいも徐々に回復していくだろう。飲食店は19日より営業時間の制限がなくなるが、まずは感染予防対策に努めながら客が安心して利用できる店づくりを行っていきたい。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。