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【新型コロナ】飲食店の従業員を対象にPCR検査。大阪・沖縄などで無料実施

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画像素材:PIXTA

大阪府は、飲食店の従業員を対象にした「スマホ検査センター」を新設することを決めた。発熱や咳などの症状が少しでも出た場合にスマートフォンやパソコンで申し込めば、すぐにPCR検査が受けられるシステムで、これまでは高齢者施設の利用者や職員向けに運用されてきた。

6月中にも飲食店の従業員を対象とした検査センターを設置し、クラスター(感染者集団)が発生しやすい飲食店の感染対策をさらに強化する考えだ。なお、検査は無料で、検体採取用の容器の受け取りや検体の提出には「郵送」の活用を検討しているという。

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こうした飲食店の従業員を対象としたPCR検査の実施は、全国的に開始され始めている。

■沖縄県
県内の飲食店従業員を対象に無料のPCR検査を実施している。期間は6月20日までで、検査件数は1日100名。検査を受ける場合、「ウェブサイトから予約」または「沖縄PCR検査センターへ来店」の2つの方法がある。詳細は沖縄県ホームページを参照。

■宮城県仙台市
市内の飲食店従業員を対象(テイクアウト専門店、デリバリー専門店、キッチンカーなどは対象外)に無料のPCR検査を実施。期間は10月31日までで、月1回(最大5回まで)の検査申し込みができる。詳細は仙台市ホームページを参照。

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このほか、高知市では6月3日~6日まで、市中心部の中央公園に「PCR検査センター」を設置。市内の飲食店従業員を対象にPCR検査を無料で実施する。徳島県では、新型コロナウイルスの感染拡大予防ガイドラインに従って対策を講じている県内すべての飲食店を対象に、希望する従業員が週1回、無料でPCR検査を受けられる体制を整えた(申し込みは6月15日まで)。

また、群馬県は企業委託により、6月から7月中旬まで、県内の接待を伴う飲食店の従業員を対象としたPCR検査を実施。オンライン健康相談アプリ「HELPO(へルポ)」の活用により、従来よりスムーズな検査が可能になるという。

東京や大阪など9都道府県では緊急事態宣言が再延長された。全国的にみると新規感染者数は減少傾向だが、感染が拡大している地域もあるため、今後も飲食店従業員を対象とした無料PCR検査を実施する自治体が増えそうだ。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。