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第7波で飲食店の客足が減少。行動制限出ずとも、感染者数の増加に高まる自粛ムード

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画像素材:PIXTA

2022年7月以降、飲食店の来客数が大幅な減少傾向にあることが、飲食店の予約・顧客管理サービスを提供する「トレタ」が集計した飲食店来店人数データから明らかになった。特に3〜10人規模のディナー会食の利用が大きく減少しており、感染防止の観点からグループ会食の自粛傾向が顕著に見受けられる。

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飲食店の来客数コロナ禍以前の86.5%に回復するも、第7波で59.5%まで後戻り

2022年3月にまん延防止等重点措置が全面解除されてから、第7波の直前にあたる6月末までの期間には、全国の飲食店来客者数がコロナ禍以前の2019年同月同週に比べ75〜85%程度まで回復し、やっと復活の兆しが見えてきた矢先だった。7月以降急拡大した新規感染者数に反比例するように、飲食店への来客数が下降の一途をたどっている。

7月最終週(25〜31日)、全国新規感染者数が週間平均20万人を超えると、全国平均来客数はコロナ禍以前の同時期に比べ61.8%(※以下、同様に2019年同時期比)まで減少した。引き続き感染者の減少が見られないまま、各地でBA.5対策強化宣言の実施へ動き出した8月1週目(1〜7日)には、全国平均来客数は59.5%まで落ち込んだ。これは第7波の感染拡大開始時期とされる7月2週目(4〜10日)の83.4%に対して、23.5ポイントの大幅マイナスである。

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松本ゆりか

ライター: 松本ゆりか

東京でWebマーケターを経験した後、シンガポールへ渡りライフスタイル誌やWebメディア制作に携わる。帰国後、出版社勤務を経てフリーライターに。主に中小規模ビジネスや働き方に関する取材・執筆を担当。私生活ではひとり旅とはしご酒が好きなごきげんな人。