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1年で予約数1.4倍! 焼肉店『安楽亭』が実感、LINE公式アカウント&「LINEで予約」の効果

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『安楽亭』足立加平店と、『安楽亭』営業企画部課長代理の吉井朋美さん

飲食店にとって、「予約客」を増やすことは重要な経営施策となる。事前にどんなお客がいつ来店するのかわかれば、売上予測を立てやすく、仕込みの調整もしやすいからだ。また、顧客情報を蓄積できる予約システムであれば、そのデータを有効活用することでリピートしてもらうための施策も展開できる。

焼肉レストラン『安楽亭』はコロナ禍でありながら、この1年弱で予約客数を1.4倍にも増やしたという。どのような仕組みが功を奏したのだろうか。

子どもからシニアまで3世代で楽しめる、広々とした座席(安楽亭 足立加平店)

予約・再来店数の伸び悩みを抱えていた、かつての『安楽亭』

『安楽亭』は、ファミリー層を中心に多くの人々に親しまれている焼肉レストランだ。 現在、首都圏を中心に全国約160店舗(2022年12月時点)を展開、1日の平均来店客数は全店で約15,000人を誇る。『安楽亭』が創業以来大切にしているポリシーは、脂肪注入や結着加工などをほどこさない、肉本来のおいしさを追求した焼肉メニューを提供すること。この秋には分厚いカットが特徴の「ワイルドカルビ」や、しっとり柔らかい食感と豊かな香りが魅力の「ワイルドロース」など、新メニューも登場し、好評を得ている。

この秋登場した、食べ応え抜群の「ワイルドカルビ」。肉の旨みを存分に堪能できる

そんな『安楽亭』では、コロナ禍以前より、各店舗とブランドそれぞれで「LINE公式アカウント」を運用していた。「LINE公式アカウント」では、キャンペーンやお得なメニューなどの情報を配信。「黒毛和牛割引」や「食べ放題クーポン」、「半額祭り」などの販促アプローチは人気が高く、クーポンの利用率も高かったという。

■従来の予約システムでは、頻繁な画面の切り替わり、入力事項の多さがネックに
一方で、「既存のお客様については、予約システムをもっと活用してもらい、再来店につなげられればと考えておりました」と、営業企画部課長代理の吉井朋美さんが明かすように、「LINE公式アカウント」の運用だけでは「予約件数を伸ばす」という点で課題が残った。予約ボタンはトーク画面下のリッチメニューに設置し、自社ホームページの予約フォームへ遷移させることで導線を引いたが、予約件数は期待したほど伸びなかった。

理由のひとつとして、スマホ上での画面遷移の多さが挙げられる。さらに、予約の際に個人情報を細かく入力しなくてはいけないという手間が障壁となり、あまり利用してもらえなかったのだ。また、自社ホームページでの予約は即時に完了するものではなく、「リクエスト予約」方式だったことも要因のひとつ。お客はリクエストを受付けた店舗から予約可否の連絡をもらうまで予約が確定したかどうかわからず、その点でやや非効率となる。当然、店舗側の業務負担も少なくない。

「LINEで予約」なら、文字通り“LINEひとつで”予約が完結

そこで2022年2月に導入されたのが、「LINEで予約」だ。「LINEで予約」は、店舗が持つ「LINE公式アカウント」のプロフィールやトーク画面などから、オンラインで即時に店舗予約が可能。お客はさまざまなアプリを切り替えることなく、LINEだけで予約を完結できる。

「この手軽さに一番のメリットを感じて、導入を決めました」と吉井さんが言う通り、操作工程の少なさはこのサービスの大きな魅力だ。また、月間で9,300万人が利用する(2022年9月末時点)LINEがプラットフォームであることも重要。大半のお客がすでにLINEユーザーであるため、予約の際に新たなアプリインストールや会員登録が不要なことも、利用率の高さにつながっている。

■予約は簡単3ステップ
予約の操作は簡単だ。

①『安楽亭』LINE公式アカウントのトーク画面から、リッチメニューに設置された予約ボタンをタップ
②立ち上がったカレンダーから、希望の日時や人数、プランを選択
③最後に、氏名や連絡先を入力

リッチメニュー下の「予約ボタン」をタップして(左)カレンダーを立ち上げ、希望事項を選択(中央)。プラン選択時に予約可能なコースリストが表示される(右)

LINEユーザーであれば、アカウントに紐づいた電話番号やメールアドレスもそのまま適用されるため、連絡先の入力も不要。期日までであれば、「LINEで予約」からキャンセルもできる。

「『安楽亭』の場合、元々LINE公式アカウントを運用していたこともあり、同じLINEの管理ツールで諸々の設定ができるのは便利でした。また、PayPayグルメの席在庫を連携させてLINEで予約を活用しているため、LINE公式アカウントを経由した予約は、以前から使っていたPayPayグルメの管理画面に統合し表示されるんです。だから、管理が煩雑になる心配もありませんでした」(吉井さん)

また、これを機に『安楽亭』は公式ホームページにも「LINEで予約」の導線ボタンを設置し、「LINE公式アカウント」以外の流入ルートも確立。「LINE公式アカウント」からの告知・案内により、PayPayグルメの全体予約件数は、「LINEで予約」導入時の1年前と比較して約1.4倍に増加。PayPayグルメ側のキャンペーンの影響などを考慮したとしても、一定の効果を得ることができたという。

「LINE公式アカウント」の友だち追加特典として、「ソフトドリンク無料」などのクーポンも配布

即時予約はもちろん、LINEの個別メッセージでアフターフォローもばっちり

現在『安楽亭』では、毎週金曜日に「LINE公式アカウント」を通じ、お得な情報や新メニューのお知らせを一斉配信。これによって、週末の予約数アップを実現した。

LINEによる自社調査によれば、予約客の約6割が、予約から24時間以内に来店しているとのこと。前述の通り、「LINEで予約」は即時予約が可能なため、『安楽亭』のような使い方は賢明だと言える。

「クーポンやお得な情報を配信するたびに予約の数が増えるので、お客様にとっても“LINEで予約する”ということが、徐々に定着しつつあるように感じています。予約数増加にともなって、LINE公式アカウントの友だち数も順調に伸びていますよ」

今後は主婦、学生、ファミリー、シニアなどお客の属性に合わせて、よりニッチな情報をセグメントごとに配信する取り組みも検討していると吉井さんは話す。

「毎週金曜のメッセージ配信により、週末の来店予約がアップする」と話す吉井さん

「LINEで予約」を通じた予約の場合、手数料は0円

吉井さんが「LINEで予約」を評価するのは、サービスの使いやすさだけではなく、コストパフォーマンスの高さにもある。

「予約サービスの契約プランにもよりますが、すでに提携する予約サービスを利用していた弊社の場合、LINEで予約の機能を追加するうえで、追加費用は一切かかっていません。また、予約手数料も0円なので、他のネット予約システムを導入している飲食店であれば、導入しない手はないと思います」

『安楽亭』では現状、電話でも予約を受け付けている。吉井さんは「電話予約の対応はどうしても店舗のオペレーションに負荷がかかってしまうので、徐々にこうしたサービスのみの対応に移行していきたい」とも話してくれた。

店舗からのアプローチで芽生えた来店動機を、もれなく集客する「LINEで予約」

LINE上で簡単に予約できる「LINEで予約」なら、お客の「明日食べに行こうかな」といった気持ちにすぐに応えることが可能。予約数の最大化を実現できる。これからは、飲食店にとっても、お客にとっても使いやすいサービスの導入が、売上アップやリピーター獲得に大きく貢献するはずだ。

■「LINEで予約」のサービス概要はこちらから

■撮影協力:『安楽亭 足立加平店』
住所/足立区西加平1-1-1
電話番号/03-5856-6627
営業時間/日曜~木曜10:30~24:20、金曜・土曜10:30~25:20
定休日/無休
席数/33

[提供]LINE株式会社

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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