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現役DJが手掛ける居酒屋、恵比寿『センロギワ.』。うまい飯とナチュールワインと90年代音楽

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串焼きは1本215円~534円。写真は名物「レバテキ」(1本363円)と、一品料理で人気ナンバーワンの「パリピ」(1個330円)

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味付けも肉の種類も豊富! 充実した串メニュー

料理は、串焼きだけで40種類以上。豚の内臓肉を使った「やきとん串」のほか、5種類の味付けから選べる「豚バラ串」や「やきとり串」など、幅の広さが特徴だ。さらに、レアに焼き上げた豚レバーにゴマ油とネギダレをかけた名物「レバテキ」をはじめ、牛タンと豚挽き肉をブレンドしハンバーグのような食感に仕上げた「つくね」や、ワインと好相性の「カチョカヴァロ串」などオリジナリティのある串を充実させ、専門店としての価値を際立たせている。

さらに注目すべきは、40品以上を揃える一品料理と〆メニューの数々だ。一品料理は、切るだけ・盛るだけのクイックメニューを中心としながらも、自家製のチャーシューや煮込み、出汁から丁寧に作る「エビカレー」など、仕込みに手間をかけた料理で差別化を実現している。

グラス売り&試飲OKで、ナチュールワインを気軽に楽しんでもらう

通常、ワインは劣化が早いため、グラスワインは固定の銘柄のみ提供し、ボトル売りをメインとする店が多いが、同店では赤・白・オレンジ・ロゼのグラスワインを常時計40種類以上揃え、1杯800円前後で提供。しかも、泡以外はすべて試飲も可能だ。

その理由について中川氏は「自分たちもワインが詳しくないところからスタートして、実際に飲んで勉強しました。それが根底にあるから、お客さんにもまずは色々と飲んで比較してほしいんです。うんちくはとりあえず置いておいて、五感で楽しんでほしい。ナチュールワインの魅力や自分の好みをご自身の感覚で見つけてもらえたらと考えています」と説明する。

試飲システムは一人客をはじめ、ワインを1本飲みきれないお客にも好評で、2杯、3杯と飲み比べを楽しむ姿も少なくないという。アルコールはそのほか、ビールやハイボールなども種類豊富に揃え、幅広い客層を受け入れる。

ナチュールワインは国産を中心にラインナップ。ブドウ品種や産地などの特徴をボトルにマジックで書き、アルバイトスタッフもすぐに説明できるようにしている

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笹木理恵

ライター: 笹木理恵

飲食業界専門誌の編集を経て独立。スイーツ・パンからフレンチ、ラーメンなどまで、食のあらゆるジャンルを担当。飲食専門誌を中心に、一般雑誌やWEB、書籍などで活動している。「All About」「Yahoo!ニュース個人」でも執筆中。 https://foodwriter-rie.com/