広尾のネパール料理『MOMO Stand TOKYO』、オープン１年で月商２倍を達成した戦略
モモをモチーフにしたコースターと、オリジナルキャラクター「広尾のモモくん」を使ったステッカーとショップカード
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前回よりもおいしく。クオリティの追求とお客様を楽しませ続ける仕掛け
開店以降、「季節のMOMO」の開発などメニューのアップデートを常に繰り返してきた同店。齋藤氏は、前職で培った食材の知識、組み合わせや構成のセンスを活かしつつ、外部の専門家からの意見も積極的に取り入れる。それは、味やクオリティへの飽くなき探求心があるからこそ。
「クオリティを落とさないように、試食会を月に2～3回開くようにしています。味わいやバランスがぶれてきてしまう時もあるのですが、お客様に前回来た時よりもおいしいと思ってもらいたいから、常にブラッシュアップしています」
また、リピーターづくりにも余念がない。その取り組みの一つとして挙げられるのが、オリジナルキャラクターである「広尾のモモくん」。その名の通り、モモをキャラクター化したモモくんは、ヒンドゥー教の儀式でつける祝福を表す赤い印“ティカ”を額につけている。モモくんが載ったステッカーやショップカードをお客様に配ることで、定期的にモモを想起してもらう狙いだ。
可愛らしいモモくんには、ファンがついているそう
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さらに、店舗外観にモモのポスターを貼ったり、公式SNSで毎日投稿したりし、モモの認知度向上や集客にも注力する。その効果もあってか「最近は“モモを食べたい”と来店してくれるお客様も増えたように感じていて、モモの認知が広がってきているのかなと思います」と齋藤氏。
「モモの認知をさらに広げるために、ポップアップを開催したり、全国の祭事に出展したりしたいです。そのほか、テイクアウト専門店の展開や、モモの冷凍販売の構想も立てています。2年目以降もいろんなチャレンジをしていきたいですね」
ネパール料理「モモ」を新たな次元に昇華させた『MOMO Stand Tokyo』。料理のクオリティを追求することはもちろん、お客を楽しませ続ける仕掛けも行ってきた結果、オープン1年未満で月商2倍を達成することにつながった。今後、どんなユニークな食体験を提供するのか、目が離せない。
『MOMO Stand Tokyo』
住所／東京都渋谷区広尾5-18-8 1階
電話番号／03-5860-2240
営業時間／ランチ12:00～完売で終了（月～金）、ディナー月～木17:00～24:00/金17:00～26:30/土15:00～26:30/日15:00～24:00
店休日／なし
坪・席数／7.5坪10 席（カウンター10席、立食時は18名）
公式インスタグラム
