ミシュラン三つ星シェフを描いたおすすめ映画6選。『グランメゾン・パリ』好きは必見!
昨年12月30日に公開された木村拓哉主演の映画『グランメゾン・パリ』が、公開から16日間で累計興行収入約23.4億円、観客動員数約162万人を超える記録的ヒットだ。木村拓哉が演じるフランス料理のシェフが、パリでアジア人初となる『ミシュランガイド』の三つ星獲得を目指すこの映画をきっかけに、一流料理人の哲学や仕事ぶりが気になった方もいるのではないだろうか。今回はそんな方へおすすめしたい、世界の三つ星シェフを描いたドキュメンタリー映画6本を紹介する。
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『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』
フランス・ウーシュにある、親子3代にわたって『ミシュランガイド』で三つ星を55年間持ち続けるフレンチレストラン『トロワグロ』を、フレデリック・ワイズマン監督が描く240分のドキュメンタリー。ワイズマンが『トロワグロ』でランチを食べて感動したことがきっかけとなり、1930年の創業から、変わることなく愛され続けてきた秘密に迫っている。
映画の舞台は、2017年に建築家のパトリック・ブシャンが建てた『トロワグロ』。メニューが創造される瞬間や、厨房での調理過程、ホールスタッフのサーブとプレゼンテーションなどを映し出す。『トロワグロ』内だけでなく、マルシェでの食材の仕入れや有機農園、チーズ工場も訪れ、シェフやスタッフの芸術性、想像力、努力が描かれている。
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『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』
スペイン・バルセロナから車で約2時間のところにあった『エル・ブリ』(2011年7月30日で営業を終了)。45席に多い時で年間200万件の予約が入るという、世界一予約の取れないレストランとして知られていた。映画では「世界で最も革新的なシェフ」とされるフェラン・アドリアの料理と、『エル・ブリ』の裏側に密着している。
フェラン・アドリアは「常に客に驚きを提供する」というこだわりを持ち、食材を泡状にしたり、食材をカラフルな球体にする調理法を考案したほか、日本の柚子の魅力を世界に広めた人物。フェラン・アドリアとスタッフの会話や、苦悩と焦燥などを過度な演出なしに伝えている。
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『ノーマ、世界を変える料理』
デンマーク・コペンハーゲンのレストラン『noma(ノーマ)』を舞台にした、オーナーシェフのレネ・レゼピのドキュメンタリー。『noma』はイギリスのレストラン誌による「世界のベストレストラン50」で3年連続第1位となったレストラン。2013年には第2位に転落し、2014年に再び第1位になるまでを密着している。
『noma』は古典的な高級レストランのルールを無視し、北欧の食材にこだわってゼロから北欧料理を創造。『エル・ブリ』の料理長フェラン・アドリアも「それまで存在すらしなかった北欧独自の料理を作った」と評価するほどで、デンマーク経済をも変えてしまう存在になった。そんな『noma』で2013年にノロウイルスによる食中毒事件が起こり、3年連続第1位からも転落してしまう。オーナーシェフのレネ・レゼピの苦悩や葛藤、カリスマ性の秘密に迫りながら、再び第1位に返り咲くまでが描かれている。
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