ミシュラン三つ星シェフを描いたおすすめ映画6選。『グランメゾン・パリ』好きは必見!
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『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』
フランス料理界の巨匠アラン・デュカスに、2年間密着したドキュメンタリー。アラン・デュカスは『ミシュランガイド』にて史上最年少で三つ星を獲得し、パリ、モナコ、ロンドンなどに星付きレストランを展開。日本でも『パレスホテル東京』内の『エステール by アラン・デュカス』や『ベージュ アラン・デュカス 東京』、『ブノワ』、『ル・ショコラ・アラン・デュカス』などをプロデュースしており、最近『ル・ビスキュイ・アラン・デュカス』をオープンしたことでも話題だ。
映画では、ヴェルサイユ宮殿にルイ16世やマリー・アントワネットなどの「王の食卓」を再現するレストラン『オーレ』をオープンするという挑戦が描かれる。そのメニューのために、ニューヨーク・ロンドン・リオ・フィリピン・香港・パリ・モナコ・東京・京都など世界中を飛びまわり、食材や調理法を探し求めるアラン・デュカス。セザール賞のドキュメンタリー賞にノミネートされたジル・ドゥ・メストル監督が、アラン・デュカスを1年間かけて説得し、ありのままを撮り続けた作品だ。
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『世界が愛した料理人』
スペイン・バスクで『アスルメンディ』をプロデュースしたエネコ・アチャ・アスルメンディ。スペイン史上最年少で『ミシュランガイド』で三つ星を獲得し、『アスルメンディ』は世界で最も持続可能性の高いレストランに選ばれた。2017年には東京・六本木に『エネコ東京』をオープンしている。
エネコ・アチャ・アスルメンディは、最高の料理を模索し続けた結果、和食にたどりついた料理人だ。映画では、『ミシュランガイド東京』で三つ星を獲得し続けていた『すきやばし次郎』の小野二郎に会い、日本の名店で和食に触れることで、エネコ・アチャ・アスルメンディが目指す究極の料理が明らかになっていく。
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『二郎は鮨の夢を見る』
2014年に当時の安倍晋三首相とオバマ大統領が夕食をともにしたことでも知られる、『すきやばし次郎』の店主である小野二郎のドキュメンタリー。デヴィッド・ゲルブ監督が小野二郎のすし職人としての生き方に魅了され、2011年の製作当時85歳だった小野二郎に約3か月間にわたって密着した。
『すきやばし次郎』は銀座の地下にある10席ほどのすし店だが、フレンチの巨匠ジョエル・ロブションやハリウッドセレブにも認められた名店。小野二郎と2人の息子を通して仕事に対する誠実な姿勢、息子から父への敬意、葛藤などを映し出している。
なお、『すきやばし次郎』は2008年から2019年まで『ミシュランガイド東京』で三つ星を獲得していたが、2020年からは一般客の予約ができなくなったことで掲載されなくなった。現在は一般客でも予約できるようになったものの掲載されておらず、『すきやばし次郎 六本木ヒルズ店』が二つ星で掲載されている。
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今回紹介したスターシェフのドキュメンタリー映画以外にも、『グランメゾン・パリ』のように料理人をテーマにした映画は数多い。映画を通して、さまざまな料理人の視点や考え方に触れてみてはいかがだろうか。
