坪月商54万円の『錦糸町ジンギスカン オクノ羊ヤ、』。異業種参入でも成功できた“効率術”
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LINEの友だち追加でクーポン配信、口コミ投稿の積み重ねで集客に成功
魅力的なメニューと、利益を生み出す工夫はあれど、繁華街から離れた立地では集客が難しかったのではないかと推測するが、椎名氏の口からは「初月から月商400万円、坪月商30万円を達成していました」という返答が返ってきた。その理由は開業前から運用していたというInstagramと、オープン時から導入していたLINEのモバイルオーダーにあるという。
「お客さまがモバイルオーダーをする際に、利用開始ボタンにデフォルトでLINEの友だち追加が含まれているんです。そのため、来店してくれたお客さまへLINEを通じてお店のキャンペーン情報や、クーポン配信などメッセージを送ることができています」(椎名氏)
現在LINEの友だち数は13,000人を突破した。LINEの公式アカウントは、一般的に友だち数の30%がブロックしているそうだが、それを加味しても約9,000人にリーチできているのはすごい。実際飲み放題990円クーポンを配信した日は、お店にいるほぼ100%のお客が飲み放題を注文するそうで、かなりの手ごたえがあるようだ。
また、初来店後のお客へは自動で「口コミ投稿のお願い」というメッセージを送信しているという。これが功を奏し「Googleの口コミ評価が高いお店として、認知度を高めることもできました」と野村氏は補足する。
異業種からの参入は「固定費や初期投資を抑え、シビアに数字を見続けることが重要」
ジンギスカンを皮切りに、ビストロ、カフェ、寿司と様々な業態を展開しているアクセット。今年の春には錦糸町の南口エリアに『オクノ羊ヤ、』ブランドの2号店の出店を予定しているほか、海外1号店としてカンボジアへの進出を予定しているなど勢いが増している。今後は錦糸町エリアだけでなく、新橋、神田、上野、北千住など東側エリアでの店舗展開や、フランチャイズ展開も考えているという。
それでも「1号店のオープンから2年経ったいま、やっと(飲食業も)大丈夫だろうと思えるようになりました」と椎名氏は謙遜する。その上で異業種から飲食業に参入する場合「片手間でできるものではないと思った方がいいと思います。我々も成功パターンを知らなかったので、何もかも試行錯誤で大変でした。もし飲食業に取り組むなら、自分が『こういうことやりたい』よりも『顧客目線でお店を出せるか』が重要だと思います。あとはシビアに数字を見続けることですね」とアドバイスしてくれた。
『錦糸町ジンギスカン オクノ羊ヤ、』の「、」は「未だにお店は完成せず」「このお店で満足することなく、次に続いていく」という向上心の意味が込められている。その願掛けの通り、アクセットの進化は止まらなそうだ。
『錦糸町ジンギスカン オクノ羊ヤ、』
住所/東京都墨田区太平1-14-9 加藤ビル1F
電話番号/03-4400-8902
営業時間/16:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
定休日/不定休
坪数・席数/12.5坪・28席
https://www.acsset.co.jp/okuno-hitsujiya/










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