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坪月商50万円の幡ヶ谷『タイ料理 ミャオミャオ』。平日2回転する繁盛ぶりの秘密とは!?

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ランチメニューは全6種類。各1,100円で生春巻き、スープが付く

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昼夜ともに本場の味で楽しませる

メニューには前菜からデザートまで、タイの様々な地域で食べられている料理が並ぶ。タイ全土を食べ歩き、現在も年に一度はタイへ研修に行く宮尾氏だからこそ可能な構成だ。

ランチタイムは「グリーンカレー」や「ガパオ(鶏肉のホーリーバジル炒め)」をはじめ、おなじみのラインナップ。ランチの利用客は幡ヶ谷を拠点とする人が多く、「売上が変動しにくく、精神的に安定する」と宮尾氏。ランチをきっかけに、「他の料理も食べてみたい」とディナータイムに来店する人も多いという。

ディナーメニュー。仕込みは少なめだがソースには手間暇かけているという

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ディナーは「ヤムウンセン(海老の春雨サラダ)」や「カノムパンナームー(海老のすり身トースト)」といった前菜系から、ちょっと珍しいところでは「カルパッチョ ペット(合鴨のカルパッチョ)」、「コームーヤーン(豚トロ肉のスパイシー焼き)」など肉系メニューまで充実。タイ産の食材や調味料に、自家製ソース、フレッシュハーブ、香辛料を組み合わせるのが特徴だ。特にソースは常時10種類以上を仕込んでおり、最も手間がかかる工程となっている。

例えば「パークン(海老とレモングラスの甘辛サラダ)」には、タイの発酵調味料の一つ、ナムプリックパオをベースにしたソースを使用。レモングラスに加え、パクチー、ホラパー(タイのスイートバジル)、バイマックルー、紫玉ねぎなどを合わせる。

多彩なハーブと甘辛ソースが絶妙に合う「パークン」(980円)※写真提供:ミャオミャオ

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ほかにも「『グリーンカレー』にはタイでもおなじみのグリーンカレーペーストを使用しつつ、フレッシュなハーブや青唐辛子を加え、深みのある味に仕上げています」と宮尾氏。こうしたひと手間が他店との差別化を生んでいるわけだ。

ランチ、ディナーともに提供している「グリーンカレー」。甘みを抑え、パンチの効いた味わいに仕上げている(写真提供:ミャオミャオ)

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河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。