坪月商50万円の幡ヶ谷『タイ料理 ミャオミャオ』。平日2回転する繁盛ぶりの秘密とは!?
昼夜ともに本場の味で楽しませる
メニューには前菜からデザートまで、タイの様々な地域で食べられている料理が並ぶ。タイ全土を食べ歩き、現在も年に一度はタイへ研修に行く宮尾氏だからこそ可能な構成だ。
ランチタイムは「グリーンカレー」や「ガパオ(鶏肉のホーリーバジル炒め)」をはじめ、おなじみのラインナップ。ランチの利用客は幡ヶ谷を拠点とする人が多く、「売上が変動しにくく、精神的に安定する」と宮尾氏。ランチをきっかけに、「他の料理も食べてみたい」とディナータイムに来店する人も多いという。
ディナーは「ヤムウンセン(海老の春雨サラダ)」や「カノムパンナームー(海老のすり身トースト)」といった前菜系から、ちょっと珍しいところでは「カルパッチョ ペット(合鴨のカルパッチョ)」、「コームーヤーン(豚トロ肉のスパイシー焼き)」など肉系メニューまで充実。タイ産の食材や調味料に、自家製ソース、フレッシュハーブ、香辛料を組み合わせるのが特徴だ。特にソースは常時10種類以上を仕込んでおり、最も手間がかかる工程となっている。
例えば「パークン(海老とレモングラスの甘辛サラダ)」には、タイの発酵調味料の一つ、ナムプリックパオをベースにしたソースを使用。レモングラスに加え、パクチー、ホラパー(タイのスイートバジル)、バイマックルー、紫玉ねぎなどを合わせる。
ほかにも「『グリーンカレー』にはタイでもおなじみのグリーンカレーペーストを使用しつつ、フレッシュなハーブや青唐辛子を加え、深みのある味に仕上げています」と宮尾氏。こうしたひと手間が他店との差別化を生んでいるわけだ。

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