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4か月で売上120%増! 赤字続きの日吉『焼肉ホルモン大大吉』坪月商44万円大復活のワケ

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『焼肉ホルモン大大吉』日吉店の石井洋渡氏

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2021年3月のオープン以来、2年以上にわたって赤字続きだった神奈川・日吉のホルモン焼き酒場『焼肉ホルモン大大吉』日吉店。2024年7月にこの店の店長に就任した石井洋渡氏は、それからわずか4か月で売上を倍増して黒字化を成し遂げた。大苦戦していた店をいかに立て直したのか。石井氏に大復活のポイントについてうかがった。

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東急線日和駅から徒歩2分の路地沿いに立地

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オープンから2年半にわたって赤字続きだったホルモン酒場

コロナ禍下で新規参入が相次いだ焼肉マーケット。焼肉店は換気がよく、感染リスクが低いことが好感され、コロナ禍下では数少ない「勝ち組」となったが、そこに活路を見出すべく、さまざまな外食企業が焼肉店の新店を相次いでオープンした。

『焼肉ホルモン大大吉』日吉店もそんな店のひとつだ。株式会社きんぎょカンパニーは神奈川・綱島で『刺身と原始焼き ダイキチきんぎょ』を運営する居酒屋企業。コロナ禍下で出口の見えない居酒屋不況が続く中、生き残りをかけて2021年3月に『大大吉』をオープンした。

最寄り駅からのアクセスはよいものの、建物に挟まれた狭い路地裏に店を構えていて視認性が悪い

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しかし、期待に反して大苦戦を強いられる。1、2階の2フロア構成で、店舗規模は10坪26席。月商280万円が損益分岐点だったが、最高月商でも200万円止まりだった。同店の立ち上げ店長も試行錯誤を重ねたものの、オープンから2年半にわたって赤字運営から脱却できなかった。

そこで同社代表の工藤三十胤氏が『大大吉』の新店長として白羽の矢を立てたのが石井洋渡氏だった。石井氏は2022年7月に同社に入社し、『ダイキチきんぎょ』に勤務。独立志向が強く、開業に向けて居酒屋経営のノウハウを学ぶことが入社理由だったが、『大大吉』新店長の打診に対しても、「赤字店を立て直した経験は自分の店を持ったときに必ず役立つ」と考え、その大役を進んで引き受けたという。

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。